前回、名古屋市守山区の野田農場で手に入れた、名古屋市内産の
野菜と米を、おいしく調理してもらうことに・・・。



調理してくれたのはなんと、小学６年生の森之翼くん。
彼は「史上最年少の野菜ソムリエ」なのだ。



最初のお料理は「手絞り生トマトの冷たいスープ」。

おいおい翼。いきなりめっちゃおしゃれに仕上がっとるやないかい。
びっくりするほどおいしい野田農場のトマトが、さらに感動的な味に！
ミキサーではなく、手絞りにすることで食感と旨味が増すらしい。



次に出てきたのが「モロッコインゲンの天ぷら・サハラ砂漠風の塩で」。

カラッと揚げたモロッコインゲンに、調味料を加えたカレー粉をつけていただく。
これ、６年生ならではのアイデアだと思う。シャキシャキでおいしかった～。



続いては、「のりトマ丼」。こんな組み合わせアリ？って思っちゃったけど、それが
見事にベストマッチ。のりがポイントになってて、ご飯にも独特の味付けがしてある。



最後は「クリームチーズ入りかっぱ巻き」。女子に人気出そうな食べ方だ。
確かにご飯とキュウリだけだとちょっと寂しいけど、そこにクリームチーズが入る
ことによって・・・こんなに変わるんだ！ホント料理ってアイデアが大事なんだね。

以上、今回翼くんが作ってくれた料理の数々、どれもおいしかった！

このように彼が幼くして野菜ソムリエを目指し、野菜料理のアイデアを考えるの
には理由がある。それは、
「野菜嫌いの子供を少しでも減らし、新鮮な野菜のおいしさをたくさんの人
たちに知ってもらうこと」だそうだ。・・・・・自分も子供だっつうのに・・・・・。



そして翼くん、なんと本まで出しちゃったのである！それが、主婦と生活社から
発行された、
「野菜嫌いがなくなる・魔法のレシピ」という料理本だ。

子供たちが嫌いなピーマン、ニンジン、ナスなどの野菜も、こうすればおいしく
食べられるよ！ってレシピが満載。今回作ってくれたメニューももちろん載ってる。

すごくわかりやすくてタメになる料理本なので、お子さんをお持ちのみなさんは
一家に一冊、是非いかがですか？子供目線の料理本なんて、他にはないっしょ？



今回は、名古屋で風前の灯となってしまった農業を、開発の波に耐えながらも
強い意思を持って続けている、野田農場からスタートした。

野田農場のおばあちゃんが丹精込めて作った野菜を、小学生が料理してその
おいしさを広めている。・・・・・とても美しく大切な、「食の物語」を見た気がした。