2008年08月29日

グアムより愛をこめて

強引に夏休みをとって家族でグアムに来ております。

毎日えー天気が続き、毎日海に入り、毎日肉を食い、
毎日ビールを飲み倒しております。

このままあとしばらくおったら確実にアホになります。

グアムのこの気候と海が、俺をアホにするのです。

  


Posted by mikihito at 22:06Comments(5)

2008年08月27日

南アルプスの奇跡

SBSテレビの環境特番のロケで南アルプスに登ってきた。

くわしい旅の工程はまた後日書くとして、今回は途中で舞い降りた
いくつかの奇跡を紹介する。
まずは山小屋で出会ったアサギマダラとのキス。



この美しいチョウは北から南へと何千キロもの旅をすることで有名なのだが、
ひらひらと俺の前を舞い、そして何かを求めるように俺の唇に止まったのだ。

この時、チョウの口吻(ストローみたいなやつね)は冷たいんだってことが
初めてわかった。こやつ、かなりのテクニシャンだったので思わず声が出た。

続いてはあまりにも美しい、彼方にそびえる山脈越しのマウント冨士。
自然が創り出した奇跡の造形美と言えるだろう。



最後はたぶん会えないだろうと思ってたライチョウ。
カメラさんは三脚を立て、俺は双眼鏡をかまえ、かなりの望遠撮影を覚悟
していた我々の足元に現われ、フツーにヒョコヒョコ歩いていた。



え~うそ~!?こんな近くに来るんかい?お前は神社のハトか!!
ライチョウって人間を全然恐れてないのね。望遠レンズいらねーじゃん。



けどこんな可愛いヒナにも会えた、とってもすばらしい登山でした。
OAは10月23日、SBSテレビにて。


鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/  


Posted by mikihito at 00:47Comments(3)

2008年08月23日

セミのおはなし・その3

前回予告どおり、ドン引き覚悟でセミを食べてみた話を・・・。

食べ方・・・①まずセミを捕まえる ②羽根をちぎる
       ③唐揚げ粉つけて油で揚げる

以上。極めてカンタン。肝心のお味だが、
「お、俺今、昆虫を食ってる!」って概念さえ捨ててしまえばかなりうまい。

ちなみに目隠しをして誰かに食べさせてみたら、きっとほとんどの人が、
「これ何?小エビの唐揚げ?」って答えると思う。
要は外骨格の生きものなんて甲殻類も昆虫類も、油で揚げたら味は
そんなに変わりない、ってことだ。

で、ホントに食べてみようって変わりモンに一言アドバイスを・・・。



左がアブラゼミのオス。右がメス。食べるならメスの方が良い。
なぜならオスは鳴くための共鳴板ってのがあるから体内はスカスカ。
やっぱメスの方が身が詰まってるからね。それともうひとつ・・・


クマゼミよりもアブラゼミがおすすめ。クマゼミはなんとなく大味なカンジ。
その点アブラゼミはさすが・・・・・アブラがのってる!!

さあみんな、レッツチャレンジ!・・・って誰も食わねーか。


鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/

  


Posted by mikihito at 00:24Comments(1)

2008年08月16日

セミのおはなし・その2

セミに関する豆知識パート2。
今回はセミの抜け殻による見わけ方を書いておこう。

この2つの抜け殻、一見同じセミのようにも思えるが・・・



左、アブラゼミ。右、クマゼミ。
アブラゼミは抜け殻を見てもなんとなく油っぽくテカっている。
またクマゼミの抜け殻はアブラよりひとまわりデカイので見分けがつくと思うが、
何よりも違うのはクマゼミの足の付け根には突起物があり、アブラにはない。
(写真でわかるかな?)これが大きな違いである。


土の中で長いこと暮らし、やっと地上に出て夏を謳歌するセミたち。
けれど右の写真のように羽化に失敗して途中で死んでしまうかわいそうなヤツら
も少なくない。

幼虫時代の生態はまだまだ謎が多いのだが、北アメリカには北部に生息する
通称17年ゼミ、ってのと南部に生息する13年ゼミ、ってのがいる。

この2種類のセミの数字、ともに「素数」である。最小公倍数が221、つまり
数字の上では221年に一度しか地上でこの2種類はガチ合わない。
食料となる樹液の奪い合いが221年に一度しかない、ということだ。

彼らなりの生活の知恵なのか、はたまた神様が決めたことなのか。いずれに
してもセミの生態は思った以上に興味深い。

次回、いよいよセミを食べてみる。え~!た、食べる?!・・・そう。食べる。


鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/


  


Posted by mikihito at 01:17Comments(3)

2008年08月08日

セミのおはなし・その1

夏真っ盛り。セミ真っ盛り。
セミ、と聞いてみなさんが真っ先に思い浮かべるのは何ゼミ?

関東の人ならやっぱりミンミンゼミだろう。ドラマなんかのバックで鳴いてるのが
たいていミンミンゼミなのは東京で制作してるから。中部地方には極めて少ない。

だからダンナの出張先の駅のホームからかかってきた電話で、
「あ、今名古屋なんだけど・・・」とか言ってる後ろでミンミンゼミが鳴いてたら・・・
それは明らかにダンナさん、浮気をしています!! 



並んだ2匹のセミ。下にいるのがアブラゼミで、上にいるのがクマゼミ。
クマゼミは夏の早朝、シャーシャー鳴くやかましいセミだが、俺の小さい頃は
捕れれば即ヒーローになれるくらい数が少なかったもんだ。ところが今や完全に
逆転現象をおこし、都市部でのその数はアブラゼミを上回ってしまった。

反対に都市部で極端に数が減ってしまったのが右の写真、ニイニイゼミである。

なぜクマゼミが増え、ニイニイゼミが減ったのか。理由はカンタン。
クマゼミは暑さと渇きを好み、ニイニイゼミは涼しさと湿り気を好むからである。

つまりこの2つのセミの増減が、温暖化した地球とヒートアイランド化した街の
危機を我々に教えてくれているのだ。
ちなみに昔はいなかった関東地方にもクマゼミはどんどん進出している。

たかがセミかも知れないが、彼らはず~っと前から人間たちに、その鳴き声と
ともに警鐘を鳴らし続けてくれているのである。



ニイニイゼミの抜け殻は泥だらけ。でもみなさんのまわりに、「泥」ってある?


鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/  


Posted by mikihito at 00:27Comments(3)