2008年11月28日

シーラカンス、泳ぐ!

俺の師匠でもあり友人でもある林正道(海洋生物楽者)の入魂の一作、
それがこの「シーラカンス」だ。



いや~とにかくすごいっしょ?ちなみにこれロボットです。
実験用プールで撮影してます。ホンモノそっくりに泳ぎます。

彼がエイプリルフール用に作った作品なのだが、名古屋のCBCさん、
静岡のSBSさんなんかはしっかりOAしてくれた。
ただ本命だったイギリスのBBCは、どうやらあの「空飛ぶペンギン」に
持ってかれたみたいでOAは無かったみたい。



しかしすげーよな。写真で見てもこれだけリアルなんで、是非みなさん
には機会があったらいつかこれが泳いでる姿を見てほしい。
(ホンモノが見れれば一番いいんだけどね。)

ちなみに林氏は今日も明日も、全国の「海に行きたくても行けない」
子供たちの前で、手作り海洋ロボットのショーをやってます。
いつかあなたの街にも・・・そん時は常にお腹すかせてる彼に、温かい
ものでも食わせてやってくだされ!

林正道のロボット作品集 http://mikihito.hamazo.tv/e1527957.html
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
  


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2008年11月24日

青とオレンジの冬の使者

野鳥の飛来は季節の移り変わりを感じさせてくれる。
秋も終わりに近づくころ、北から可愛らしい冬鳥たちが日本にやってくる。



ジョウビタキ。意外と街なかにもいるので是非探してみてほしい。
オスはよく目立つオレンジ色の体、頭はロマンスグレー。ジョウビタキの
名前の由来は、「おじいさんのような頭のヒタキ」というこの色からきている。



そしてルリビタキ。その名の通り美しいルリ色をした鳥だ。
ジョウビタキよりも森林を好む。この時期、森歩きをしていて「ヒッ、ヒッ」って
声が聴こえてきたら是非探してみよう。出会えた時はかなりカンドーだ。

ジョウビタキもルリビタキもともに冬の渡り鳥。春までは日本で過ごす。
つまりバードウォッチャーにとってはこれからがシーズンインなわけである。

けれど昨今の野鳥撮影ブームはなんだかなぁ・・・。
より近くで撮影するために餌付けしてみたり、ちょっと珍しいのが出るとあっと
いう間にネットにのっちゃってものすごい数の撮影者が集まっちゃったり。

本当の「鳥好き」と、「鳥の写真撮るの好き」は違うっちゅうこった。
ちなみに俺は「鳥好き」&「鳥肉好き」であるが。

何はともあれ、これからの時期、寒い寒い言わずに自然の中に出かけて
みよう。双眼鏡一個と、鳥の図鑑一冊あれば、フィールドが100倍楽しく
なるよ。
そんなバードウォッチングの魅力についてはまた次回!

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2008年11月20日

大人の食い道楽

どんな高級レストランよりうまい料理、それが「新鮮素材のアウトドアクッキング」
である。
11月半ば、愛知の半田港へ行ってみると何やらヘンな軽トラが停まってた。



ちょっとだけ写真に映ってる人、それが作家でもあり、川オヤジでもあり、雑誌
ビーパルの我ら雑魚党の一員でもある、阿部夏丸さんだ。

なんでもこの日は釣ったばっかしの新鮮なヒイカとハゼを調理するためわざわざ
こんな風に軽トラを改造したらしい。なんだか俺のまわりは愛すべきおバカオヤジ
であふれている・・・。



これがヒイカ。ちっちゃ!でもこれが柔らかくてマジうまいのよ!焼いても良し。
ちょっと可哀そうだが釣りたてをそのまんま七輪にのせて醤油で焼く。うまっ!



アンドすし。ヤリイカやスルメイカには無い柔らかなトロ味!この日釣れた秋ハゼも
いっしょに握っていただいた。も~絶品っす!!

子供にはマネのできない大人の食い道楽。それは金にモノをいわせる事ではない。
こんなちょっとした遊び心が、釣りと食をこんなにも楽しく、おいしくしてくれる。
つうかこの日集まったおっさん達はみんな子供みたいなんだけどね・・・。

ちなみにこの日のもようは今度発売の小学館・ビーパル、「雑魚釣りニュース」内で
紹介されるらしいからまた見てちょーだい。



PS・その数日後、本気(と書いてマジと読む)でうまいモツ鍋つくってみた。
  鶏ガラ・八丁味噌・コチュジャン・ニンニク・干しエビ・シャンツァイ・山椒・
  白ゴマ・タカノツメ・黒コショウでダシをとり、牛ホルモン・ギアラ・ハチノス
  をぶち込む。
  (ちなみにこの味は静岡駅前のモツ鍋屋さんから盗みました。)

  感動的な味になるのでみなさんも是非つくってみ!!

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2008年11月17日

オシドリの里

設楽郡設楽町(したらちょう)田峯(だみね)の「オシドリの里」。
秋も深まってくると毎年、山からこの美しいお客さんが飛来して来る。



彼らは今年もこの豊川にやって来てくれた。川面のドングリをついばむ姿に
我々はついつい見とれ、そしてこうつぶやく。「なんてきれいなんだ・・・」。
最近、嫁さんには言わなくなった言葉だ。

田峯のオシドリは有名だが、以前、とても珍しい場所でも出会ったことがある。



左のオシドリはカルガモといっしょに泳いでるし、右のはコガモとのツーショット。
鳥にくわしい人ならこの珍しさをわかってもらえると思う。だって普通はありえない
もの。それもそのはず。撮影した場所というのが・・・



愛知県安城市の住宅街のど真ん中なのだ。え~こんなとこにも来るんだ・・・
オシドリ。けっこう警戒心の強い鳥なのに。そういえば掛川の花鳥園にも
おもいっきり餌付けされてるオシドリいるもんな。



とは言えやはり見てるだけで惚れ惚れするような美しさ。きれいな方がオス。
地味な方がメス。鳥も魚もたいがいオスのほうが美しい。人間とは逆ね!

今日も豊川上流域、オシドリの里ではこのような仲むつまじい「オシドリ夫婦」
の姿が見られる。(ホントはオシドリってカップルがコロコロ変わるんだけどね)

けれどこの場所も・・・設楽ダムが建設されるとどうなるかわからない。
もしかするとオシドリはもう来なくなるかもしれない。
ダム建設は水生生物だけでなく、鳥たちにも多大なる影響を与えるのである。

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2008年11月12日

ダムに沈む村

愛知県北設楽郡設楽町(したらちょう)松戸。
近い将来、ダムの底に沈む予定の地区である。




美しい豊川の流れ。豊かな自然。そして地域の歴史。全てがダムの底に沈む。



ここにはたくさんの命が暮らしている。数え切れないほどのトンボのヤゴたち。
右は地味だけど清らかな水にしかいないナベブタムシ。
当然深いダムの底では生きていけない浅場の生きものたちである。そして・・・・



ネコギギ。国の天然記念物。絶滅危惧種・IB類。
全国、いや全世界でも三河湾と伊勢湾に注ぐ河川にしか生息していない、
極めて数の少ない魚である。
環境アセスの結果、豊川上流53箇所で生息が確認されたが、うち19箇所が
ダムに沈む。
国交省の放流実験では昨年100匹を放流、1年後の今年、生存が確認できた
のはわずか「1匹」。
川魚の移植がそんなにカンタンにいくわけがない。
だから絶滅危惧種なんだよっ!バカな役人どもめが!!

それに生物多様性をうたう愛知県までもが、率先して多様性の破壊を招くダム建設
を支持するたぁ、いったいどーゆーことなんだ?恥ずかしくないのか他の県に!



林道にひっそりと咲くヤマホトトギス。そして古き良き里山。茶畑と棚田。地に足の
ついた人々の暮らし。これらもすべてダムに埋もれてゆく。

ちなみに設楽ダムの建設予定費は2000億円以上。国も県もそんな余裕どこに
あんだよ!この水余りのご時世に、まったくもって不必要なそれが、「設楽ダム」
なのだ。
利水だけではない。治水だって本来は、「保水力に優れた森作り」、「田畑などを
利用した遊水地(水を逃す場所)の確保」、「多自然型堤防の強化」
などに力を注ぐべきなのに、ダム頼りの治水はかえって大災害を引き起こす恐れが
ある。
また国は設楽町の住民投票をおこなう請求にも聞く耳を持たない。
熊本の川辺川ダムの白紙撤回に続き、淀川水系の4ダムのうち2つに関しても
流域委員会や各県知事は「待った」をかけたのだ。必要なしと。

ところが国は聞く耳を持たない。国交省の暴走は止まらない。
そんなにやりたいか公共事業。そんなに金が欲しいか一部の建設推進派。
それが、かけがえのない自然の消滅をまねいても・・・か?



写真ではわかりにくいかも知れんが、ここはアユの天国だった。おびただしい数
のアユたちがわずか1年の生を謳歌していた。

ダムを造れば水は死ぬ。冷たくて酸素に乏しい水は死に水である。
海まで届くはずの砂はせき止められ、海岸侵食はさらに進み、アユなどの遡上も
妨げられる。ダムひとつでアユの遡上数は10分の1に減るのだ。

それでも造るのか?大いなる負の遺産、設楽ダムを。
徳山ダム、木曽川水系連絡道に続き、またしてもこんなムダなものを借金とともに
後世に残そうというのか?

今はただ、このブログが少しでも多くの良識あるみなさんに見ていただければと、
願うばかりである。・・・川は流れてこそ、川なのだ。

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2008年11月07日

オータム・レッド

よしっ!今日は秋の自然の中で「赤いモノ」を探してみよう!



左・ミヤマガマズミの実。果実酒にするとおいしい。
右・ヤマハゼの葉っぱ。ウルシ科の植物は真っ赤に紅葉する。



左・ゴンズイの実。なんか目みたいじゃない?俺はバカボンに出てくる
おまわりさんの目、もしくは映画「ウォーリー」の目に見えるけど。
右・ソヨゴの実。これから冬を迎え、さらに真っ赤になって森を彩ってくれる。



左・ミヤマシキミ。群生すると美しい。ただこれ、綺麗なんだけど有毒植物。
右・たぶんマユタテアカネ。え~カンジに目の前に止まってくれた。



左・マムシグサ。茎がマムシの模様に似ててちょっとエグイ。なんか
オレンジのトウモロコシってカンジ。沢沿いの湿った場所に生えている。
右・イロハモミジ。葉っぱが5~9裂で、昔の人がこれを「いろはにほへと
・・・」って数えたことからこの名がついた。紅葉と言えばこれだね!


左・クサギの実。クサい臭いだからクサギって言うんだけど、茎を折って
嗅いでみると・・・なんと、白ゴマの臭いがするのだ!
右・ワレモコウ。すぎもとまさとさんの有名な歌はこれのこと。昔の田んぼ
には当たり前に生えていた。今じゃほとんど見られないけど・・・。



左・名前わかんねーキノコ。でも赤くて可愛いっしょ?
右・タニシに食われてるアメリカザリガニ。まあいちおう赤・・・ってことで。

いかがでした?「秋の赤」。この季節、自然の中は1年で最も赤であふれてる。
カープファン・レッズファンはもとより、赤の好きな人は是非お出かけを・・・。

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2008年11月01日

目の保養に・・・

秋深まる東三河・段戸裏谷へ行ってきた。
愛知県では最後の聖地とも呼ばれる段戸裏谷については書きたい事
いっぱいなんだけど、まあ今回は堅苦しいこと抜きで、美しい紅葉の
写真でも楽しんでくだされ。






最後の写真なんて「赤・黄・緑」・・・まるで信号だよね。しかし美しいなぁ。
目の保養になりましたでしょうか?

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Posted by mikihito at 22:13Comments(1)