2012年07月29日

2012夏、剃毛の儀



いやいや・・・君、そら暑いやろ。毛深すぎやで。



君も君もっ!見てて暑苦しいわ。どうせならもうちょっとこう・・・
スカ~ッと、剃ったったらどうや?なぁ?・・・涼しなるでぇ~~。

・・・と、いうワケで、今年も「海の日」に、粛々ととり行われました、
「2012夏、剃毛の儀」。



取れたね~~!またごっつい取れたね~~!ものすごい量の足毛!!

トトロだか、千と千尋だかに出てきたキャラで、こんなんおったな。
こんだけあれば、ちょっとした「枕」くらい作れるんと違うか?

・・・まぁおかげ様で涼しいわ軽いわで、今年の夏も快適に過ごせそうだす。  


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2012年07月26日

自然しりとり

久々にやってみた。「自然の中の動植物でしりとりしてみよう」シリーズ!

前回は「キャット」の「と」で終わったので、まずは・・・



ドバト。「と」



ドクダミ。「み」



ミシシッピアカミミガメ。「め」



メダカ。「か」



カダヤシ。「し」



ジャンボタニシ。(卵だけど。)「し」



シオカラトンボ。「ほ」



ホトケノザ。「さ」



ザリガニ。(ホントはアメリカザリガニだけど。)「に」



ニセアカシア。「あ」



アオダイショウ。(写真撮るのコワかった。)「う」



ウメ。「め」



メタセコイア。「あ」



アジサイ。「い」



イロハモミジ。「し」



シラカシ。また「し」



シバ。「は」



ハクセキレイ。「い」



イチョウ。「う」次がいよいよ最後。・・・「う」



ウシ!!・・・ウシて。自然じゃねーし。まいっか。見事20種類達成!!

こんなしりとりだけど、やってみると意外と面白くて熱くなる。
ちなみに今回かかった時間は8時間ほど。・・・おヒマな方は是非一度挑戦を。  


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2012年07月23日

佐久島のススメ

夏休みにおススメのスポット、佐久島



一色漁港から連絡船で15分、とっても身近な島だ。





到着早々、のどが渇いてたのでさっそく自生ヤマモモの実をいただく。
めっちゃおいしい夏の味覚。



佐久島はアートの島。いたる所に様々なオブジェが建っている。



ん?そんなオブジェに混じってなぜか仮面ライダーV3が!?なつかし過ぎだぜ!
ちなみにいっしょに行ったシンガー、MIKUはV3の映画に出演してたらしい。



海岸に真っ黒なボックスが!こりゃ一体なんだ!?



実はコレ、俺のイチオシのオブジェ。題して「おひるねハウス」。



実際この中に寝てみると、びっくりするほど涼しくて気持ちいいのだ!
景色もいいし。ホントおすすめなので、佐久島訪れた際は是非。



愛知の佐久島、実はなんと、甲斐の武田信玄と関係があった!コレは信玄公
が脱いだ兜を置いたと言われる「兜岩」。



その近くに群生しているウラシマソウ。(この写真は4月に撮影)



そして何といっても佐久島の魅力は、その大自然だ。きっとあんまり人が歩いて
ないんだろう。こんなジャングルみたいな、手つかずの自然がしっかり残ってる。



でっかいヤブキリ



宝石みたいにきれいなアオカナブン



アカテガニも道をうろうろ。コイツ怒ってるんだろうけど、甲羅の模様が
笑ってるみたいに見える。



縄文時代から人が住んでたこの島には、古墳もいっぱいある。



ジャングルを抜けると、今度は目の前に広がる三河湾。



森、海、森、海。佐久島散策はこの繰り返しである。



展望台からの景色。波が穏やかな日には、三河湾に生息するイルカ・スナメリ
を発見することもできるぞ。



佐久島の魅力、最後はやっぱり「食」だ。この貝はイボニシ。料理として出て
くることはなかなかない。



そして佐久島に来たらゼッタイ食べてほしいのが、この大アサリ丼だ。
(食いかけで失礼)。
カツ丼の具が大アサリになった、と思っていただければいいんだけど、コレが絶品。
三河湾名物の大アサリ。酒蒸しもチョーおいしいよ!それにお店の人が親切なの!



自然と、アートの島・佐久島。「完全に観光化されてないトコ」がこの島の良さ
でもある。だからこそ自然も残ってるし、島の人たちも素朴だ。

しっかし今回はめっちゃ歩いたわ。島一周しちゃったもん。ちょっと満喫しすぎた。  


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2012年07月19日

夏のトンボ祭り

夏だ夏だ~!梅雨が明けて、待ちに待った夏がやってきたぞ~!
・・・長かった。今年も長かった。啓蟄からここまで、ホント長かった。

やっとこさ昆虫採集のシーズン、到来。でもカブクワ系の甲虫類はちょっと
早いので、今回は「トンボ祭り」。たった3日間で出会ったトンボ達を紹介。


(豊田市内の湿地で撮影)

まずは今年早くも2回目の、ハッチョウトンボ。日本一小さいトンボね。


(豊田市内の湿地で撮影)

オオシオカラトンボ。普通のシオカラトンボよりやや大きくて、青が濃い。


(豊田市・ちごの口公園で撮影)

コシアキトンボ。名前の通り、腰の部分が白く空いているように見える。


(豊田市・ちごの口公園で撮影)

ギンヤンマ。コイツは飛ぶ速度が速く、なかなか羽休めをしないので捕獲が
難しい。ただし!上からの攻撃には弱いのだ!だから橋の上からアミで捕獲。


(豊田市・矢作河畔で撮影)

ハグロトンボ。名前の通り羽が黒い。真夏に飛ぶカワトンボなので、これから
がシーズン真っ盛りとなる。


(豊田市・矢作河畔で撮影)

マユタテアカネ。目の下にまゆ毛?っていうか鼻毛?みたいな模様がある。


(豊田市・矢作河畔で撮影)

キイトトンボ。黄色くてわかりやすい、イトトンボの中でもポピュラーな存在だ。


(豊田市・矢作河畔で撮影)

モノサシトンボ。腹部にモノサシのような目盛りがあるっしょ?


(宮城・みちのく自然再生園で撮影)

ショウジョウトンボ。中国の伝説上の生きもの、真っ赤な顔をした「猩猩・(しょう
じょう)」の名の通り、顔から胸から腹まで、全身が真っ赤なとても美しいトンボだ。


(宮城・みちのく自然再生園で撮影)

赤のショウジョウトンボに対し、こちらは肌が青い、アオハダトンボ
めっちゃきれいなカワトンボの仲間。


(宮城・みちのく自然再生園で撮影)

羽が茶色い、ミヤマカワトンボ。ハグロもアオハダもミヤマも、角度と光の
当たり具合によって胴体の色が変わって見える。そしてどれもが美しい。




(宮城・みちのく自然再生園で撮影)

止水域のビオトープにいた、オオイトトンボと、そのカップルの産卵シーン。


(宮城・みちのく自然再生園で撮影)

ミヤマアカネ。普段街に暮らしてるとめったに見ないトンボだけど、ここには
群生してた。まるでハエのように。


(宮城・みちのく自然再生園で撮影)

オニヤンマ。羽化して間もないオニヤンマがじ~っとしてたので、自然学校の
子供たちといっしょにじっくり観察。さすがにごっつい、トンボの王様である。


(佐久島で撮影)

そして最後は・・・ネアカヨシヤンマ?・・・だと思う。
ミルンヤンマかな?とも思ったけど、腰がくびれてなくてずん胴だし・・・。
間違ってたらゴメン。トンボの世界はイマイチ詳しくなくてすんません。

でもこれが、ホントにネアカヨシヤンマだとすると・・・絶滅危惧種である。
トンボ好きの間では「お宝トンボ」なので、これは貴重な写真だと思う。



このきれいなブルーの瞳を見てくれ。吸い込まれそうな、青。
トンボって・・・美しくてカッコいい。マニアが多いのもうなずけるよね。

ってことで、なんと今回はたった3日間で、これだけのトンボたちに出会うことが
できた。スゴいよね。だって日本はトンボの島。トンボの別名は「秋津(あきつ)」。
そして日本は昔々、「秋津島」と呼ばれていたのだ。

でも昨今、水辺環境の悪化に伴い、激減した種類も多い。
トンボはその生活形態から、水辺と陸地、両方を必要とする。だからその両方の
環境が整ってなくちゃ生きていけない、広い範囲の「環境バロメーター」である。

みなさん、最近、秋の田んぼで赤トンボの大群を見たことありますか?

飛び交うたくさんのトンボ、アミを持って掛けまわる子供たちの姿。・・・そんな
当たり前の光景が、今、なかなか見られなくなってしまった。寂しい限りである。  


Posted by mikihito at 17:15Comments(2)

2012年07月14日

7月13日、初セミ

2012年7月13日、今年の初セミに出会う。

豊田市内の森を散策中、ず~っとニイニイゼミの声は聴こえていた。
でも姿を見たのは、このセミが今年初だ。



しかもそれは、幼虫だった。最初は、去年の抜け殻かと思った。でも違った。
生きてたんだ。何年もの間、土の中で過ごし、やっと地上に出てきた幼虫。

毎年、本格的な夏の到来を告げるアブラゼミ。けれどまだ夏とは言えない
この時期に、たどたどしい足取りで、その幼虫が、必死に木を登っていたのだ。



本来セミの羽化は深夜におこなわれる。けれどコイツに会ったのは真っ昼間。
天敵だらけのこの時間帯に、果たしてコイツは無事、羽化できるのだろうか?

長い長い地中の生活を終え、やっと地上に出て、ひと夏の恋愛を謳歌するセミ。

鳴かせてやりたいなぁ。飛ばせてやりたいなぁ。
・・・・・どうかコイツが、無事大人になれますように。・・・がんばれ!アブラゼミ!  


Posted by mikihito at 18:38Comments(5)

2012年07月12日

屏風山トレッキング2012・後編

初夏の屏風山トレッキング、登山途中で立ち寄った「黒の田湿地」。



岐阜県東濃地方に湿地帯が多いのは、その土質が関係している。
粘土質の土壌の上に、砂礫が覆う形態。本来、地中深くに浸透するはずの水
が、粘土にさえぎられて表層を流れていく・・・これが湿地帯を形成するわけだ。

瀬戸や多治見で陶磁産業が昔から栄えてきたのは、この土質があったからだ。



では、前回の続き。黒の田湿地で出会った動植物たち。



もう大好きな、大好きな、アカハライモリちゃん。



爬虫類と違って、両生類は瞳がカワイイんだよね。



今年もちゃんと出会えました。日本一小さいトンボ、ハッチョウトンボ



こっちはハッチョウトンボのメス。



食虫植物、モウセンゴケ。さっき説明したように、湿地は表層を水が流れて
しまうため、栄養分を含んだ土壌を作れない。だからそこに生育する植物たちは
根ではなく、花や葉から虫を捕って栄養としているわけだ。



残念ながらサギソウは時期が早くて見られなかったけど、これはあった。トキソウ



オレンジが美しい、ノカンゾウの群落。



こちらはきれいな紫、ノハナショウブ



ニホンノウサギのフン(硬便)を発見。動物本体は見られなくとも、ここで確実に
生息していることがわかる。



そしてこれが・・・ぱっと見、なんてことない枯れ草の固まりに見えるんだが、

・・カヤネズミの巣だ。カヤネズミは非常に小型のネズミで、かつては農村周辺に
家畜の餌、屋根材料などの目的で利用するための茅場や家畜の放牧地などがあり、
そのような草原に多数生息していた、いわば里山のシンボル的生きものだった。

ところが近年、それらの場所が利用されなくなり、荒れ果てたり、開発されて消失
したため、その数は激減、今や絶滅危惧種となってしまった。
・・・そんな生きものが・・・ここには生息してるんだ。

人はこれまで、「損か得か」だけを価値基準としてきた。人にとって「価値」があるか、
ないか。その結果、こういった湿地やため池などが真っ先につぶされ、開発されて
しまった。けれども経済的価値がない、と判断されてきた場所には、「そこでしか
暮らせない」命がたくさんあるのだ。モノ言わぬ、命たちが。



さてそんな湿地を後にし、いよいよ頂上を目指す。だんだん道が険しくなってくるが、
それでもたいしたことはない。子供や高齢者でも十分いけるトレッキングコースだ。



そしてついに・・・屏風山頂上に到着!標高たった794メートル、登山というより
やっぱトレッキングの範疇だろう。それでも頂上は気持ちいいし、日常生活では
決して見ることのできない風景や生きものに出会える。

なんかさぁ、キツいキツい・・・言いながらの1000メートル越える登山よりさ、これ
くらいライトな方がよくない?・・・ゼッタイそう思うんだけど。体力落ちたしさ。

  


Posted by mikihito at 11:52Comments(1)

2012年07月07日

屏風山トレッキング2012・前編

初夏の岐阜・屏風山トレッキング。去年とほぼ同じ時期にやって来た。



登山道入り口にある「寿老の滝」。おいしい湧水を飲んで、レッツラゴー!



最初のうちはなだらかな道が続く。まさにトレッキング、といったカンジ。



ハンミョウがお出迎え。いつ見ても美しい昆虫だ。



おいしいモミジイチゴ。今年もいっぱい食べた。



ちょっと変わった名前の、ママコナ。「ママコ」ってのはご飯のことで、よく
見ると花びらの中がご飯つぶみたいに見える。



そして・・・ササユリ。わ~あったよササユリが。まさしく里山の象徴といって
いい花なんだけど、里山の荒廃、そして盗掘によって減ってしまった植物である。



マタタビの花。マタタビ、という言葉はよく聞くと思うけど、なかなか花は見た
ことないんじゃないかな?けっこう可愛らしい花なのだ。



まるでペンキ塗ったように所々白くなっているのがマタタビの葉っぱの特徴だ。
ちなみに「マタタビ」の名前の由来は、この実には強壮作用があって、食べると
また、旅に出れる」くらい元気が出るから・・・と言われている。



そしてトレッキングも半ばを越えると・・・辿り着くのが「黒の田湿地」。



去年も訪れた場所だけど、実にいいんだココが。やっぱ湿地は初夏が最高だ。
・・・ってことで次回は、この湿地で見られるいろんなものを紹介します。  


Posted by mikihito at 18:07Comments(1)

2012年07月02日

宮城水紀行・後編

宮城県柴田郡川崎町、名取川の支流が注ぐ釜房(かまふさ)ダムのほとりに
ある、「みちのく自然共生園」。驚くほど豊かな水辺の自然が残る場所だ。
前回お約束した通り、ここで調査した、いやっちゅうほどたくさんの水生生物
の写真を載せたいと思う。



そりゃこんないいトコだもん。いろんな生きものおるわ。



シオカラトンボアカネの仲間のヤゴ。このビオトープはまさしくトンボ天国。
ひと網でごっそり10匹以上ヤゴが捕れるのだ。



ここは水生昆虫の宝庫でもある。コオイムシに・・・



逆さ向いて泳ぐマツモムシ



甲殻類も多い。写真のヌマエビの他にもスジエビ、アメザリ、あとヨコエビの
仲間もめっちゃ生息してた。



もちろんカエルもいっぱい。これはニホンアカガエルの水中写真。
とにかくいっぱいい過ぎて、歩いてると踏んじゃうくらいなのだ。



見事な色のトノサマガエル。ツチガエルも多い。



美しいアオハダトンボのオスに・・・



アオハダトンボのメス。羽の縁の白い斑点が、オスを呼ぶ目印になっている。



そのメスが、水の中に身体半分以上つっこんで産卵してた。



コレ、水中の産卵の様子ね。



こちらは羽化したてのシオカラトンボのメス(ムギワラトンボ)。



まだまだ続くぞ。ちょっと珍しい植物があったので載っけとこう。
ウツボグサに・・・



ヤマホタルブクロ



こんなど~ってことなさげな水路にも、生きものいっぱいなのだ。



ぜ~ったいいるだろうな、って思って調べたらやっぱ生息してた!ホトケドジョウ
だ。絶滅危惧種だけど、ここでは当たり前に暮らしてる。昔の里山にはいっぱい
いた魚だ。あと止水域にはタモロコ、流水域にはアブラハヤがいた。



そして!!・・・・・コレ、何かわかる??



このごっつい口!!肉食なのがわかるよね?・・・そう。ゲンゴロウの幼虫だ。



いたのだ!!フツーに。ゲンゴロウが!!



今回の調査でいちばん感動した生きものは、間違いなくコレだった。・・・どれ
くらいぶりに出会ったことだろう、ゲンゴロウなんて。マジで20年ぶり位だと思う。

ちなみに今、愛知県内でゲンゴロウ探せ、って言われたら、1週間かけても見つ
ける自信はない。それくらい減ってしまった生きものなのだ。とにかく・・感動!!



ごめんなさい。まだまだ続きます。お腹いっぱいじゃないすか?最後は「川」。



清流の代名詞、サワガニ。汚れた水にはゼッタイいないから。



捕まえるとシャチホコのような形に硬直する、コシボソヤンマのヤゴ





地味だけど、上のチラカゲロウも、下のタニガワカゲロウも、清流にしか生息
しない。そして・・・長らくお楽しみいただきましたが、本日最後の一枚が・・・



カジカである。う~~カジカだよカジカ。この喜び、誰ぞわかってくれるか??
ゲンゴロウに続き、2番目の感動だった。それくらい、なかなかいない魚だ。

とまぁ、とにかく、すんごい種類の生きものたちに出会うことができたわけだけど、
俺1人でやってこの数だから、自然教室の当日、たくさんの子供たちといっしょに
ガサガサやったら一体、どんだけの種類の生きものが捕れることか。
・・・・・それを思うと、もう今からワクワクする。

宮城の自然を語る時、手放しでは称賛できない現実が、そこにある。岩手も、福島も。
けれども今度この水辺で遊ぶ子供たちは、きっと誰もが笑顔になれるに違いない。

ならばやはり俺は、「自然は恐ろしい。けれど自然はやっぱり、素晴らしい。」

・・・・・きっとこう伝えるしかないのだろう。いや、そう伝えたいと思う。  


Posted by mikihito at 20:40Comments(3)

2012年07月01日

宮城水紀行・前編

徳島に続き今回は宮城県へロケハンに。



仙台駅前は完全に復興し、賑わいを見せていた。



仙台市の繁華街、国分町。深夜なのに驚くほどの酔客であふれる。仙台は
今、復興のための建築ラッシュで、ちょっとしたバブルになってるらしい。
名古屋の錦なんて問題にならんくらいの活気だった。

・・・ただし、この賑わいも仙台の市街地に限って、である。少し離れた海沿い
の町の復興はまだ遠い。ここでは今、「復興格差」ができているのだ。



それでもやっぱりお金は落とさないと。刺身は新鮮でうまいし、



愛知じゃなかなか食えないクジラベーコンもおいしかった。



そしてこの夜、一番感動した食べ物がコレ。なんだかわかる?



ヤングコーンだ。新鮮で香ばしくて、とにかくうまかった。中華料理の八宝菜
なんかにちょこっとだけ入ってるヤングコーンとはワケが違った。こんなにも
おいしい食べものだったんだ。仙台名物は牛タンだけじゃないんだね。



次の日、仙台最大の川・名取川を遡上し、川崎町へ。どうよ?この水の色。
北川という河川だ。



この北川が注ぐ場所にあるのが「みちのく自然共生園」。今度ここでイベントを
やる。「古き良き昭和のふるさとの自然」をテーマとした、国の施設である。



木製の階段を降りると見えてくる景色。もうこの時点で水辺好きにはたまらない
ワクワク感。景色見てるだけで「萌え~~」ってなるわ。古いか。



するといきなり目の前には素晴らしいビオトープ。



期待感たっぷりの田んぼ。実際、歩いたらカエルが多すぎて踏みそうだった。



そして園内を流れる清流。ここには池、湿地、水路、田んぼ、川・・・つまり
およそ考えられる人の暮らしの身近にある「水辺」が、すべてそろってるのだ。

これ程のフィールドはめったにない。こりゃ生きもの調査もめっちゃ楽しいぞ!
つうことで次回は、ここで見つけたおっそろしいほどたくさんの種類の生きもの
たちを、ずら~~っと紹介したいと思うので、水生生物好きは必見ね。



けれども浮かれてばかりはいられない。宮城の「」がもたらす豊かな自然では
あるが、同時に宮城はその「」に苦しめられた土地である。

今回のイベントは、相当難しくなりそうだ。  


Posted by mikihito at 00:13Comments(1)