2013年11月30日

冨カン復活!

11月25日(月)~28日(木)、CBCラジオで放送された
CBCラジオ・伝説の深夜ラジオ復活祭」。

水曜日は一夜限りの「冨田和音株式会社冨カン)」。

1989年10月から94年3月まで放送されていた、伝説の(自分で言っちゃったけど)
深夜番組。中高生だったころ聴いてました!って人、いるんじゃないかな?



左からアシスタントだった井沢英子さん、冨田和音アナ、名古屋出身のシンガー
久松史奈、そして俺。
他にも名古屋のタレント・戸井康成、松本典子、アーティスト相馬裕子さん、
そして伊集院光さん。まだまだ紹介しきれないほどたくさんの出演者に加え、
個性豊かなスタッフたち。そして・・・リスナーのみなさん。

当時の投稿はまだハガキの時代。つまりひとネタ40円。しかもそれをポストに
投函しに行く、という手間もかかった時代だった。それがいつしかFAXに変わり、
そしてメールの時代に・・・。リアルタイムで情報のやりとりができるメールは
確かに便利ではあるが、直筆で、体温が伝わるハガキが、やっぱり俺は好きだった。

今でも当時のハガキの字を見ると、そのリスナーの顔が思い浮かぶ。たとえ知らない
リスナーでも字を見れば、その人の人柄がなんとなくわかったりするものだ。

ラジオって、その体温や、お互いの感情をやりとりするメディアだと思う。
毎週聴き続けることって大変だったと思うよ。中には電波の入りが悪くて、寒い中
ベランダで毛布にくるまって聴いてくれてた、ってリスナーもいた。そのハガキを
読んだ時は涙が止まらなかった。

観たい映像はYou Tubeで観て、聴きたい曲はダウンロードして聴く。
そんな「切り取りの時代」に、ラジオはそぐわないのかも知れない。
けれど、ラインのスタンプ1個では決して伝わらない感情や思いが、ラジオにはある。

今週のCBCラジオ「伝説の深夜ラジオ復活祭」。

俺は「今夜もシャララ」を聴いてラジオパーソナリティーになることを目指し、
「小堀勝啓のわ!WIDE」でオーディションに合格し、そして「冨カン」でメイン
コーナーをいただいた。そういった意味で言えば、この月~木のラインナップは
まさに、「俺のタレント人生の階段」そのものだったのだ。だから余計に感慨深い。

自分自身ちょうど今、ラジオというメディアの未来について悩んでた時期だった。
自分の将来も含めて。・・・でも、この1週間で確信したよ。

やっぱりラジオは素晴らしい。そして、つボイさんや宮地さん、小堀さんや冨田
さんがそうしてくれたように、この文化を次の世代に引き継ぐために頑張ろう!
・・・・・あらためて決意させてくれた、そんな1週間だった。  


Posted by mikihito at 11:13Comments(6)

2013年11月26日

青色vs赤色・後編

さぁ今回は「赤色編」。



アキグミの実。ビミョーに渋いんだけど、けっこう美味しい。



黄色の中の赤、トベラの実。



ツルリンドウ



高い位置に、ものすごくいっぱい付く、イイギリの実。



東海丘陵要素植物でもある、ヘビノボラズの実。



さぁここからは紅葉を紹介。モミジだけじゃない、ヤマハゼもまっ赤っ赤。



愛知の紅葉の名所・定光寺のすばらしい紅葉。













紅葉といえば香嵐渓が一番有名だけど、定光寺もいいっしょ?



赤ついでに・・・日間賀島に渡った時の写真。日間賀島はタコが有名だからね。



最後は日間賀島の夕景。

う~ん。この季節、青もいいけど、やっぱ赤はもっといい。  


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2013年11月23日

青色vs赤色

先日、伊勢湾・三河湾に生息するイルカ、スナメリを調査するため、
日間賀島に渡った。これがその時の海。





プランクトンも少なく、海水浴客もいない冬の海はとても綺麗で、青い。



碧南市にある、中部電力の火力発電所。ここから温排水が出てて魚が集まるため、
それを追ってスナメリもやって来る。この日は波が強くあいにくのコンディションだった
けど、それでも目視で3頭以上を確認、超音波調査では数十頭を確認した。

この海域の生態系の頂点でもあるスナメリ。今日もがんばって、この海で生きてる。



飛翔するトビと、青い空。・・・・・やっぱり青色っていいね。
青って幸せの色だし、生きものたちを美しく見せてくれる。そして日本一のこの山も。



青い海、青い空、そして富士山。日本が誇る景色だ。



そしてこの日、三保から見た富士の側火山、宝永山になんと鳳凰が!
わかるよね?雪化粧の形がまさしく鳳凰の飛翔の姿になってたのだ!

海と、空と、山。それに加え雪までもが、日本が誇る自然美に花を添えてくれたのでした。
  


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2013年11月19日

冬、間近

ホントは来てほしくはないけれど、冬が確実に近づいてる。





色づく山々。紅葉は美しいんだけど・・・・・。





暑いのは全然耐えられるんだけど、寒いのがからっきしダメ。
しかも冬は昆虫もいないし、海や川に入って遊ぶこともできない。

自然好きにとって冬はまさに、冬眠に入る時期。
でもそんな中、ひとつだけ、楽しみがある。・・・・・それがバードウォッチングだ。



来た!俺のいちばん好きな鳥、チョウゲンボウ

ハヤブサの仲間で、ちょっと変わった名前の鳥。トンボの方言の一つ、「ゲンザンボー」が
由来ではないかと言われている。滑空している姿を下から見ると、トンボが飛んでいる姿に
見えるので「鳥ゲンザンボー」と呼ばれるようになり、いつしかそれが「チョウゲンボウ」と
いう名前になったと考えられている。・・・・・と、ウィキには書いてあった。

可愛らしい顔、愛くるしい瞳、それでいて精悍な出で立ち。・・・さすがは小さくてもタカである。

・・・・・あぁ、今夜は特に寒い。ホント冬ってイヤだ。
けれど、こんな鳥たちが待っててくれるかと思うと・・・・・まんざらでもないか、冬も。  


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2013年11月15日

爆釣!海上釣り堀

三重県度会郡・南伊勢町の海。夜明けとともに釣り、スタート。



今回訪れたのは、海上釣り堀・辨屋(べんや)さん。

海上釣り堀とは文字通り、海の上に生け簀が作ってあって、その中で釣りをする
システム。生け簀にはいろんな種類の魚が入ってて、何が釣れるかは腕次第。



港から渡し舟でたった5分。内湾だから波もなく、船酔いする人にはもってこいの
海釣り。もちろんトイレも設置してあるから、女性や子供にもオススメだ。



こんなでっかいブリも釣れちゃうのだ!・・・凄かったよコレ。10キロあるんじゃないかな?

エサを変え、タナを変え、釣り方変えると違う魚がかかってくる。とにかくバラエティー豊か
に魚が放してあるので、ワクワク感がハンパない。・・・なになに?生け簀で釣って楽しい
かって?・・・・・いいじゃん。釣れないよりか100倍楽しいと思う。



これが釣果。も~~爆釣なのである。ブリ、ワラサ、ハマチ、カンパチ、ヒラマサ、イサキ、
高級魚のシマアジ、そして後ろ側に写ってるのは、小さく見えるけど立派なマダイ。



もちろん釣った魚はみ~んなで分け合って美味しくいただく。定番、ブリの刺身



ブリより美味しい、シマアジの刺身。形は似てても食べてみると、なるほど
シマアジって、ブリよりアジの仲間なんだな、ってことがわかる。
ご近所さんにも配ったが、やっぱこれがいちばん評判よかった。



さすがに刺身ばっかだと飽きてしまうので、急遽作った「ブリの炙り」。



そしてこれが、この日最も美味しかった一品、「ブリトロ炙り」。舌で溶けちゃう、絶品のお味。

「釣り堀」をバカにすることなかれ。海上釣り堀は、楽しくて、美味しい。
しかも、絶対にボウズの無い釣り。・・・・・こりゃしばらく病みつきになるかも・・・。  


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2013年11月09日

悲しい水辺

前回、生きものいっぱいのすばらしい水辺を紹介した。今回は真逆。



刈谷市・猿渡川の支流。とても川と呼べる場所ではない、単なる水路。







ゴミだらけ。しかも電化製品や生活用品、それもかなりデカいゴミが目立つ。
ゴミ、それは「自然の中にあってはないらないもの」。



この水辺にあってはならないのは、ゴミだけじゃない。
ミシシッピアカミミガメ。コイツも本来、ここにいてはいけない生物だ。



ゴミと、ミシシッピアカミミガメ。・・・・・あまりにも悲しい組み合わせである。



所変わって、豊田市・和合町にある「タニシ池」。



昔、雨乞いに訪れる村人が後を絶たなかった、という伝説の残る場所。
確かにとっても神聖な雰囲気がただよってる。
けれどここにも「いてはいけない」生物が生息しているのだ。



ニシキゴイだ。きっと誰かが「池には綺麗なコイが泳いどった方がええ
などという勝手な理由で放流してしまったのだろう。・・・・・悪気なく

けれどもこの「悪気のない罪」によって池の生態系は壊され、タニシ池のタニシは
壊滅寸前まで追い込まれた。もちろん減った原因はコイだけではないにせよ、この
ニシキゴイが食い尽くしているのは事実である。

先ほどのアカミミガメ同様、本来ここに存在しないこのコイは、立派な外来種である。

神秘的かつ歴史もあるせっかくの水辺が、ただひとつの愚かな行為によって、
「悲しい水辺」になってしまう。・・・・・自然は、意外にもろい一面を併せ持っている。  


Posted by mikihito at 12:05Comments(4)

2013年11月03日

ハゼ・オールスターズ

福井県・足羽川(あすわがわ)。福井県今立郡池田町の冠山(かんむりやま)
を源に、福井市内で日野川、九頭竜川と合流し、三国港へと注ぐ、九頭竜水系
の川。同じ水源の冠山から、南へ向かうのが徳山ダムで有名な揖斐川である。



あらためて言うが、この川は福井駅のホントにすぐ近くを流れている。
名古屋で言えば堀川みたいな位置関係にある。ところがこの川、とても
町の真ん中を流れてるとは思えないような、スゴい河川なのだ。

何がスゴいか。それは、同じ場所で「ハゼ・オールスターズ」が獲れちゃうところ。
うわ地味~。しかもじっくり見ないと違いがわからんかも。・・・・・じゃいくよ。



日本の川では最もポピュラーなハゼ科の魚、ヨシノボリの仲間。
まぁコイツはどこ行っても捕れる魚なんだけどね。



ヌマチチブ。これもハゼ科だが、ヨシノボリよりずんぐり体系なので、見た目が可愛い。



ドンコ。スズキ目ドンコ科ではあるが、広い意味ではハゼの仲間。
一生を通じて純淡水性で、海に下ることはない。口がでっかく、
とにかく貪欲なヤツなんだが、汚れた川にはいないので、獲れるとうれしい。



ウキゴリ。その名の通り、浮いてるゴリだ。

ゴリとは、ハゼ科のヨシノボリ、チチブ、ウキゴリ類や、カサゴ目カジカ科の
カジカ類、もしくはその両方を合わせて呼ぶ地域が多い。



カジカ。この魚だけはカサゴ目カジカ科なので、ハゼの仲間ではないのだが、
前述した通り、この魚もまとめて「ゴリ」に含めちゃうことがある。

まぁ確かにこうやって写真を並べてみると、どれもこれも似てるもんなぁ。
ただし、なかなかいないんだカジカは。ホントなかなか獲れない。
だから食べちゃうのはちょっと・・・。佃煮とか美味しいんだけどね。

ちなみに有名な「ゴリ押し」って言葉の語源は、この魚たちからきている。

ハゼの仲間は吸盤で川底の石にくっついてるので、網で石ごと強引に獲っちゃう、
その様子から生まれた言葉らしい。以前、カゴやむしろを使ったゴリ漁に参加した
ことがあるんだけど、確かに強引に追い込む漁ではある。

でもそんな、川魚を食べる食文化も、ほとんど無くなっちゃったなぁ・・・。



もちろんこの川には、ハゼ類以外にも様々な魚が生息している。ご存知、アユ



そして何より一番驚いたのがこの生物。ヘビトンボの幼虫である。

コイツは川の上流部、または湧水が流れ込むような冷たい清流にしか生息しない。
それがなんと、足羽川には、いるのだ。しかも福井駅のすぐ近くの町なかに



今回出会ったハゼ・オールスターズもヘビトンボの幼虫も、名古屋市内で勢ぞろい
することは有り得ない。それらが生息する川が、人の暮らしのすぐ近くにある・・・。

マニアックな話かも知れんが、これは相当、うらやましいことである。  


Posted by mikihito at 18:17Comments(0)