2023年12月27日

みちくさファーム今年の収穫



田んぼが壊滅した今年のみちくさファーム。
でもとりあえず野菜は何種類か収穫できた。



プラス、うちのディレクターが撃ってきたホシハジロ



これがホシハジロ。肉食性が強いので、草食性のマガモや
カルガモに比べて味は落ちるとは言われてるけど・・・・



ふだん食べてる鶏と違って、野生の鳥は肉が赤いのだ。



今回は「鳥つくね団子」にしてみました。



ぐつぐつ、ぐつぐつ。さぁどんなお味なんでしょうか?



ちなみにちょっとしかとれなかったお米は飯ごうで炊く。



ファームでとれたネギや白菜やニンジンも投入!



完成~~!!ホシハジロつくね団子鍋、めっちゃ美味しい!
そして貴重な白米も・・・マジ美味しい!これが今年の恵み
でございます。量こそ少なかったけど、大満足のお味でした。



で、今回はこんなのも作ってみた。これ、フクロウの巣箱。
設営してるカメラに夜中、フクロウが写ってたのだ。なので
これを仕掛けることにしました。

2023年、今年もいろんな動植物に出会ってきたけど、年が
明けてもしかしてフクロウがこの巣箱に入ってくれたら・・・
こんな嬉しい1年のスタートはないなぁ。頼む!入ってくれ~!
  


Posted by mikihito at 22:32Comments(0)

2023年12月21日

みちくさファーム、田んぼ壊滅



12月、久しぶりに訪れたみちくさファーム。



田んぼが壊滅しておりました。



5月に田植えして、そしたらその1週間後に愛知を豪雨が
襲って、。。。。田んぼ、壊滅しました。。。。。



池は無事でした。つうかむしろ最近いい感じにさびれて、水草が
自然な状態で増えて・・・これならこの先もトンボを始めとする
水生昆虫は増えてくれるだろう。



ただ。。。田んぼは壊滅。とれたお米の量。。。。これだけ。



とりあえずそれを近所のおじさんのとこに持ってく。



とりあえず脱穀。漢字が右から書いてある足踏み式の脱穀機で脱穀。



つうかすごいなこの脱穀機。昭和初期やん。よくこんなん残ってたなと思う。



脱穀後の量、こんだけ。。。。。。いやスズメの巣ぐらいの量やん!



それを今度は籾摺り機にかけたら。。。。



収量、これだけ。。。。



しかも着色粒(黒く変色した米)多し。カメムシのせいなんだけど、
完全無農薬でやってるからこれは致し方なし。それより問題は日本の
米の等級制度だ。
米1000粒に対し、2粒黒いのが混ざってたらそれはもう二等米。値段が
下がってしまう。だから農家さんはがんばって一等米を作るわけだが、
少しでもきれいな米を作るため、ネオニコ系の農薬を多めに使わざるを
得ない。結果それが数多くの生きものを殺し、生態系破壊に結び付く。

この厳しい制度は絶対に変えていく必要があるんだが、そのためには
我々消費者の「ちょっとぐらい黒くても気にしないよ」って意識が大事で
ある。事実、着色粒でも味は変わらないし、健康被害も全くないのだから。



で、最後は精米機にかける。



はい。今年とれたお米の量、これだけです。一生懸命手植えした田んぼ、
泥だらけになって植えた田んぼ、とれた量。。。。。これだけです。

いや~農業ってホント厳しいな。我々は番組の企画でやってるだけだけど、
本職の農家さんってホント大変だと思う。自然はもちろんいろんな「恵み」
をくれるけど、でも時には容赦なく「脅威」も与えてくる。

まぁでもとりあえずこれだけ収量できたからさ、これを美味しくいただこう。
ってことで、次回は料理編、お楽しみに!
  


Posted by mikihito at 19:52Comments(0)

2023年12月09日

ヌートリアを食す



長年の願いだった外来種・ヌートリアを、ついに食す
ことができました~~!!



特定外来生物・ヌートリアは南アメリカ原産。もともとは戦時中、
毛皮を取る目的で移入されたものが野生化、現在各地の河原
を中心に住みつき、農業被害や生態系被害を生んでいる。



こうやって見ると案外かわいい顔してるんだけどねぇ。歯がオレンジ
色でちょっとキモイけど。顔つき見ると「あ~げっ歯目だ。ネズミの
仲間だ~~」って感じるよね。・・・今回、これを食べちゃいます!!



浜松のNPO「ルーツジャパン」さんが有害鳥獣として捕獲、それを
同じく浜松のNPO「とって食べる」のみなさんが提供してくれました。
ホントに感謝してます!



こうして見ると肉はきれ~~な赤。見た目は他の野生獣たちと同じ。



できた~!ヌートリアの焼肉!!(塩コショウ味)



「こっちもどう?」って聞かれたけど、手足が付いてるのはちょっと・・・



なのでこっちをいただきました。さぁでは味の感想ですが・・・・・
美味い!クセ無し!いやらしさ無し!肉には弾力があって、噛んでると
旨味がどんどん出てくる。何に似てる?って聞かれたんだけど、例えが
難しくて・・・・・
牛でも豚でも鶏でもない、そうやっぱりこれは「ネズミの味」なんです!



日本に来たくて来たわけじゃない。無理やり連れてこられて、初めの
うちはちやほや重宝がられて、でも用が済んだら・・・はい、ワルモノ。

そんな可哀そうな命たちをやみくもに駆除するのではなく、せめて、
食べて供養しようというのが今回の皆さんの集まりだった。

激しく同意します。これからもいろんな外来種(イノシシ・シカも含む)
を、食べて天国に送っていこうと思っちょります!
  


Posted by mikihito at 13:29Comments(0)

2023年12月01日

今年もオオハクチョウ飛来

11月26日。今年も麻機遊水地でオオハクチョウを確認。



シベリアから遠路はるばる飛んできてくれたんだなぁ。



ただカワウが多すぎる。群れがめっちゃいたんだよね。
フンによって木が枯れちゃうこともある。



あとアカミミガメも。甲羅干ししてるの全部アカミミ。





時間によって遊水池内を移動するので、近くに来て
くれた時がシャッターチャンス。この日は遠かった!





モズにも出会いました。



もうひとつのこの日の感動ポイントがコレ。



ナンキンハゼの紅葉。





中国・台湾原産の外来樹ではあるが、グラデーションがかかった
紅葉の美しさはトップクラスだ。白い種はろうそくの原料にもなる。
モミジもいいけど、それ以外の樹木の紅葉も是非楽しんでほしい。



ハゼノキも綺麗だよね。ウルシ科の樹木は綺麗に色づくもの
が多い。ウルシ、ヤマウルシ、ツタウルシ、ヌルデなどなど。
あと意外なものとしてマンゴー、カシューナッツ、ピスタチオも
ウルシ科の植物なのだ。

オオハクチョウは春まで滞在するけど、紅葉を楽しめるのは
あと数日。モミジ以外の樹木にも目を向けてみて!
  


Posted by mikihito at 20:17Comments(0)