青とオレンジの冬の使者
野鳥の飛来は季節の移り変わりを感じさせてくれる。
秋も終わりに近づくころ、北から可愛らしい冬鳥たちが日本にやってくる。
ジョウビタキ。意外と街なかにもいるので是非探してみてほしい。
オスはよく目立つオレンジ色の体、頭はロマンスグレー。ジョウビタキの
名前の由来は、「おじいさんのような頭のヒタキ」というこの色からきている。
そしてルリビタキ。その名の通り美しいルリ色をした鳥だ。
ジョウビタキよりも森林を好む。この時期、森歩きをしていて「ヒッ、ヒッ」って
声が聴こえてきたら是非探してみよう。出会えた時はかなりカンドーだ。
ジョウビタキもルリビタキもともに冬の渡り鳥。春までは日本で過ごす。
つまりバードウォッチャーにとってはこれからがシーズンインなわけである。
けれど昨今の野鳥撮影ブームはなんだかなぁ・・・。
より近くで撮影するために餌付けしてみたり、ちょっと珍しいのが出るとあっと
いう間にネットにのっちゃってものすごい数の撮影者が集まっちゃったり。
本当の「鳥好き」と、「鳥の写真撮るの好き」は違うっちゅうこった。
ちなみに俺は「鳥好き」&「鳥肉好き」であるが。
何はともあれ、これからの時期、寒い寒い言わずに自然の中に出かけて
みよう。双眼鏡一個と、鳥の図鑑一冊あれば、フィールドが100倍楽しく
なるよ。
そんなバードウォッチングの魅力についてはまた次回!
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/