ザザムシを食う
先に言っときます。今回ドン引き写真が載ってるんで御注意ください。
・・・・・もう見えちゃってるか。
茹でカワゲラ&茹でヘビトンボの幼虫。静岡市内のとあるお店からいただいた。
静岡ではこういった川虫を総称して「
ザザムシ」と呼んでいる。
これが生きてる時のヘビトンボの幼虫。名前にトンボ、ってついてるけど
カゲロウに近い仲間。清流にしか生息しない、なかなか希少な生きものである。
これが生きてる時のカワゲラの幼虫。こちらも川の水質指標にもなる、清流の
シンボル。こういったカワゲラやトビケラといった水生昆虫は、山間部に住む
人々にとって
貴重なタンパク源である。
「キモい!」「虫食べるなんて信じられない!」・・・そんなこと言わんといて。
これは昔、実際に売られていたヘビトンボの幼虫(別名・
孫太郎虫)を煎じて
作られた薬。この生きものは漢方薬であり、子供の癇の虫に効く、と言われて
いるのだ。何よりコレがたくさんいるってことは静岡の川が綺麗な証拠だ。
ヘビトンボという生きものは成虫になればほとんど何も食べないが、水中で過ごす
幼虫時代はチョー肉食。かなり獰猛である。肉食ゆえ、甘~い味がするのだ!
これは佃煮。味は・・・・・
めっちゃ美味。マジで。
ヘビトンボの幼虫の佃煮は、わかりやすく言うと「
うなぎの肝」に似てる。
そして何がスゴいかっつうと、コレを食うと「
ナチュラル・ハイ」な状態になるのだ!
・・・いやホントに。だって俺といっしょに食べたヤツがいたんだけど、2人とも
ハイテンションかつ饒舌になっちゃって、話止まらなくなったもん。
女王蜂を食べた時も同じ状態になったんだが、昆虫食のスゴいとこはまさしくそこ
である。・・・・・栄養価がハンパないのだ。そりゃそうだ。肉・魚の代わりにコレを
食べれば栄養補給できるワケだから、そりゃ栄養価が高いのは当たり前である。
ということで、今回ドン引きしちゃった人達へ。「
虫を見かけで判断してはいけない」。