秋の花祭り・その2

mikihito

2013年10月07日 00:14

もうちょっとだけ紹介したい秋の花があった。



秋といえばこれ。ツリガネニンジン。お寺の釣鐘のような花、そして根は
薬用植物のチョウセンニンジンに似てることからその名がついた。

サポニン、イヌリンなどを含むため、慢性のせき止め、たんきり、のどの
痛みを止めるのに効き目があるらしい。



ツリガネニンジンはやっぱり、お寺がよく似合う。



春の花のイメージはピンク、夏は黄色、そして秋は・・・薄紫。
これはその季節に花粉を媒介してくれる昆虫の好みに、植物が合わせてる
らしいんだけど・・・・・そこで続いてはやっぱり薄紫の花、マツムシソウ

かなり数が少ない植物。マツムシが鳴くころに花が咲くからこの名前がついた
らしいけど、本家のマツムシ自体が激減してる。

マツムシは童謡にある通り、「チン、チロリン」って鳴くんだけど、そんな声最近
聴いたことないもん。外来種のアオマツムシの声はよく聴こえてくるんだけどね。



これもかなり珍しいぞ。愛知県ではトップクラスの絶滅危惧種・ヒメミクリの雄花



こっちは雌花。昔の田んぼにはいっぱいあったんだろうな。ちなみにヒメミクリを
漢字で書くと「姫実栗」。小さくて実が栗のイガのようだから。上手なネーミングだね。



最後に紹介するのはランの仲間、ミズトンボだ。



これも絶滅危惧種。日当たりの良い湿地や田んぼに生える植物。でも昔から盗掘
が絶えず、田んぼや湿地環境の悪化もあって激減してしまった。



見てこの可愛い花の形を。ミズトンボ、漢字で書くと「水蜻蛉」。花がトンボみたいだよね?
あと、なんとなくクリオネにも見えん?・・・空を飛ぶようにも、水中で舞うようにも見える
この形。・・・・・とにかく形が可愛い花なのだ。

ってことで今回は秋の花特集・その2、しかも全部名前の由来が面白いものを集めてみた。

みなさんの近くに・・・・・あるかなぁ??・・・・・ないだろうなぁ・・・・・。