ダイサギの舞い
白いサギのことを「シラサギ」ってまとめて言っちゃう人がいるけど、白いサギの
仲間は、コサギ、チュウサギ、ダイサギ。この3種類だ。その中でも一番デカいのが
ダイサギ。体が大きいので、近くで見るとけっこう迫力がある。
・・・・ってことで今回は、「
ダイサギの舞い」。BGMは「白鳥の湖」・・・・が合うかな?
どーだった?なかなか迫力ある美しい動きでしょ?
ただサギの仲間でもよく見かけるのは、最も大きいアオサギ、次に大きいダイサギ。
つまり体が大きな種類ばっかり個体数が多いのだ。・・・・・なぜか?俺が思うに、
アオサギやダイサギやカワウは体の大きさに準じてノドが太い。
ってことは、大きい魚を飲み込むことができる。今、日本の淡水内水面で数が多い
魚って何か?それは外来魚、放流ゴイ、それと水質汚濁に非常に強い、ボラである。
同じく魚を食する野鳥の中でも、コサギやカワセミやヤマセミなどはこんなデカい魚
を飲み込むことができない。・・・・・要するに、環境悪化に伴って増えた魚とともに、
ダイサギも勢力を伸ばしたんじゃないかな?ってことだ。
野鳥がたくさんいるのはいいことだけど、カラスにカワウにムクドリといった、人の
営みに順応しやすい「強い野鳥」ばっかりではバランスは良くない。
「ダイサギの舞い」は美しいけど、体のデカいダイサギばっかりなのは、決して豊かな
自然とは言えないのだ。