2019年10月27日

みちくさファーム、稲刈り



2019年10月5日、ついにみちくさファームの稲刈りの
日がやってきた。田植えから5か月、いよいよ収穫だ。





田んぼの周りにはミゾソバの花が咲き乱れてた。



わ~~っ!!手掘りのため池が決壊しとる~~!



台風の影響で稲穂も倒れちまってるわ!大丈夫なのか!?



大丈夫!稲はしっかり育ってました!いくつかは倒れて
水に浸かってたけど、風雨に耐え、十分残ってたよ。



さぁさっそく稲刈り開始。当初から重機は一切使ってこなかった
田んぼ。稲刈りももちろん手作業。・・しかしこれがキツいんだわ。



夕暮れ間近、すべて終了。手伝ってくれた皆さん、おつかれっした!



これをはざ掛けしま~す。う~ん、なつかしい光景だ。





手作り田んぼ兼ビオトープでもあるみちくさファーム。この日も
いろんな生きものたちに出会うことができた。マユタテアカネに、



都会では見ることができなくなってしまったツチガエル



もちろん絶滅危惧種のトノサマガエルも。



チミは座って見学しときなさい。



そして・・・ヒメタイコウチ。三重県桑名市では天然記念物に指定
されてるような希少種だが、うちの田んぼには普通にいるぞ。



はざ掛けして稲が乾くまで数週間。そしたらいよいよ・・・・
自己開拓・手植え・完全無農薬・無肥料のおにぎりが食べ
られる日がついにやってくる!・・・・・乞うご期待!!  


Posted by mikihito at 15:38Comments(0)

2019年10月22日

森の宝石

秋の森で宝石を見つけた。



こんなキレイなものが自然の中にあるんだ!



紅白のお餅?なんか美味しそうにも見えるね。





白、赤、ピンク、グラデーション・・・・いろんな色がある。
なんなのコレ?でも人工物じゃない。間違いなく自然の造形物。



コレ実は・・・・ナラハヒラタマルタマフシ。・・・名前長っ!
何かっていうと、ナラハヒラタマルタマバチによって作ら
れた虫えい(虫こぶ)なのだ。・・・こっちも名前長いっ!

コナラやミズナラの葉っぱに作られることが多いんだけど、
・・・・・しかしこんな美しいものがハチの卵だなんて。



白いのは真珠、赤いのはルビー。ホントに宝石のよう。
不思議だよね~~。
ホントに自然の中って、いろんなものが見つかるよね!
  


Posted by mikihito at 19:16Comments(0)

2019年10月16日

福井シリーズ2019後篇



福井の2日目は平家平(へいけだいら)という山へ。





その昔、平家の落人が逃げ込んだという言い伝えが残る山。
登山客はほとんどおらず、ツリフネソウがひっそりと咲いていた。



アキギリの花。しかしホントに人がいない・・・。





ツルハシバミの実。機会があったら是非食べてみてほしい。
ヘーゼルナッツそっくりの味で、め~っちゃ美味しいから。



サラシナショウマかな?群生地があった。



なんだか可愛いキノコも発見!



で、登山途中に川があるんだけど・・・



こういう場所には動物たちが水を飲みにやってくる。
先っちょが細くなってるのは、キツネのふん。



足跡もいっぱいあったぞ。







2つに分かれてるのはひづめがある動物。シカやイノシシ。



!!!!!!
こ、これは・・・・でっかくて、全体的にべたっとしてて、かかとまで
しっかり着けて歩く、蹠行性(しょこうせい)の動物といえば・・・・
いや、あんまり考えたくない!!



とりあえず鈴をチリンチリン鳴らして、大声で喋りながら先に進む。
このあたりの樹木は雪の影響で、こんな風に曲がってるのだ。



そして、頂上近くにあるブナ林に到着。



今年の福井のブナは・・・凶作。実がほとんど落ちていない。

山の動物たちにとっては大変な年になりそうだ。食べ物がなくて、
やむなく里に下りてきて、結果駆除・・・。ブナの出来は彼らにとって
本当に生きるか死ぬかの問題なのだ。



それでもここはやっぱり大切な食事の場。いろんなふんが見つかる。
シカやカモシカ、



ニホンノウサギのふんもあった。そして・・・・



大きくてぼてっとしたふん・・・・。ツキノワグマだ。

さっきの川沿いの足跡、そしてこのふん。この山にはツキノワグマ
が生息している。・・・・ま、当たり前の話なんだけど、それでも
やっぱり近くにいるかと思うと緊張が走るよね。

でもそれだけこの山が豊かなのだ。ブナをはじめ、実がなる樹木が
たくさんあって、そして人の影も少ない。野生動物が暮らしていく
条件はかなり残っている。こういう自然をもっともっと残してやりたい。
必死で暮らしてる命のために。心からそう思うよ。



そしてこの山のふもと付近には、とんでもない木があった。



見よこの太さ!樹齢400年のトチノキ。俺なんてこんなちっぽけだわ。



福井にはまだまだ原生に近い自然がたくさんある。
今年もそんな福井の自然に感動!でした!  


Posted by mikihito at 21:39Comments(0)

2019年10月12日

福井シリーズ2019前編



今年も楽しんでまいりました、福井の自然。まずは・・・・



福井県池田町にある「ツリーピクニック アドベンチャー いけだ」。



ここに「メガジップライン」ってのがありまして・・・・



これがたいそう怖いのでございます。



こんな風にして山あいを滑車でワイヤーを滑っていくのでござい
ます。・・・ま、しかし景色も素晴らしく、思いのほか気持ちよくて、
意外と楽しんじゃったのでございます。



お昼はもちろん福井名物・おろしそば。



午後は魚見川という川へ・・・。



この川、見た目はたいしたことないのに、めっちゃ水の中きれい!



さっそくガサガサやってみると・・・アブラハヤタカハヤ
これがワンサカいる!



カジカも・・・・



ドンコも入った!コイツは捕れるとテンション上がる魚のひとつ。



水生昆虫の数もスゴい!



コヤマトンボのヤゴに・・・・





ヤンマやサナエトンボの仲間・・・・





コオニヤンマにミヤマカワトンボのヤゴ。



さらにヨコエビの仲間まで。で、もっとびっくりしたのが・・・



同じ場所にミズカマキリがいたことだ。俺の認識だとミズカマキリ
は、流れのない深めの池や沼に生息する水生昆虫。
それがアブラハヤと同じ場所にいるなんて。生きものは不思議やね。



いずれにしても、こんなにいろんな種類の生きものが暮らしている
大きな理由が、この水草の繁茂にある。水もきれい。さらに水草も
豊富。生きものにとってはこの上なくいい条件が整ってる。



だからこんなに生物多様性に富んでるんだね。いいね福井の川!



ただこの日、ひとつだけ残念なことがあった。それは・・・ニジマス
捕れてしまったことだ。(これをタモ網で捕ったってのもスゴいと思う
けど。)
地元の人に話を聞いたら、どうやら上流でつかみ捕りイベントなんか
をやってるそうだ。きっとそこから逃げたヤツに間違いなかろう。



肉食の外来魚であるニジマスは徹底的に管理する必要がある。

ニジマスは確かに金になる魚ではあるが、漁協の人たちもさ、目先
だけじゃなく広く川の生態系のことを考えないと、せっかくのいい川
がダメになってしまうよ?  


Posted by mikihito at 20:14Comments(0)

2019年10月05日

手作り毛鉤でテンカラ釣り



今回は手作りの毛鉤でテンカラ釣りに挑戦!



まずは鳥の羽根を拾うことからスタート。





普段あんまり気にして見てないだけで、探してみるとスズメ、
カラス、サギ、カモ類・・・けっこう野鳥の羽根って落ちてるもんだ。



とりあえずザックリこんな風にまとめてみました。



さぁそれじゃバイスと呼ばれる器具を使い、毛鉤を作ってみよう。



でけた~~!でけたよ~~!!



さっそく矢作川へ。では・・・テンカラ釣り、やってみます!



釣れた~~!釣れたよ~~!!アタックがスゴい!



テンカラ釣りは、竿と毛鉤と釣り糸のみの仕掛け。ウキもオモリも
もちろんリールも使わない、これ以上ないシンプルな仕掛けであり、
昔から川漁師さんが使ってきた漁法だ。

シンプルゆえに、誘いの精妙さが求められる、難しい釣りだと思う。

今回釣れたのは小さなオイカワだったけど、自分で拾って自分で
作った毛鉤を使い、伝統的な釣り方で釣れたことは、やっぱ嬉しい。

しかもシンプル。でもシンプルイズベスト。釣りって、奥が深い。
  


Posted by mikihito at 09:44Comments(0)

2019年10月01日

秋のトンボ



秋のトンボたち。



「トンボのメガネは水色メガネ~♪」



あの歌はきっと、このシオカラトンボのことを歌っていろんだろうな。



赤トンボの仲間が木の枝にとまっていた。



ひとくちに赤トンボ、といってもいろんな種類がいる。

ナツアカネ、アキアカネ、ヒメアカネ、リスアカネ、マイコアカネ、
マユタテアカネ、ミヤマアカネ、ノシメトンボ、ネキトンボ・・・・・



おっ!デート中の赤トンボを発見!



こうやって産卵するんだね。ドラマチックな光景だよね。



「夕焼け小焼けの赤トンボ~♪」

あたりまえに歌われてきたこの歌だが、いまや赤トンボの仲間、
特にナツアカネやアキアカネは激減している。

原因はいろいろあるが、田んぼ依存性が強い種なため、やはり
田んぼ環境の悪化・・・ネオニコチノイド系農薬の影響が強い。

EUなどでは使用が全面禁止されている成分。しかし我が国では
まったく規制がない。トンボ以外にもミツバチ、カエル、さらに最近
野鳥の生育にも悪影響を及ぼしている実験結果が発表された。

本当に、本当に、なんとかならないものかこの環境毒は。
このままだとマジでトンボも、ハチも、いなくなるよ。ホントだよ?
  


Posted by mikihito at 19:17Comments(0)