2009年06月30日

突撃!隣の竹ごはん

今回はチョー節約アウトドア・竹ごはん(ヨネスケもびっくり!)
の炊き方をご紹介。



用意するもの。米、水、竹。以上。山の持ち主に、「竹もらっていいすかぁ?」
って聞けば100パー、「どんだけでも持ってけ。」つって快くくれる。



で、その竹を20~25センチに切って、米と水入れて、アルミホイルかぶせて
火にかけてしばらく待つ。以上。



焚き材はテレビ局の大道具さんにもらってきた廃材。「木もらっていいすかぁ?」
って聞けば100パー、「どんだけでも持ってけ。」つって快くくれる。

箸だって手作り。ナタさえあれば竹箸は簡単に作れちゃう。



できあがり~!米に竹の風味が染みついて、これがめっちゃうまいのだ!



お皿だって手作り。竹だけでいろんなものが作れちゃう。
右の写真はそのへんの雑草(クズ、オオバコ、シロツメクサ)集めて煮込んだ
スープ。これがまた笑えるくらい・・・マズい!この時期これはオススメしない。

今回かかったお金、総額100円未満。
そもそもアウトドア遊びなんて、金をかけずに楽しむもの。

それにどんな形であれ、うっそうと茂る竹をどんどん伐採して使うことは、豊か
な森を維持する意味でもとても良いことである。

竹はどんどん使いましょう。
みなさんも竹ごはん、一度作ってみて。マジうまいから。

鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/  


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2009年06月27日

田んぼの光景~田んぼと仏様~

最近出会った最も素敵な光景。



田んぼの中にお地蔵さんがいた。

田んぼと子供、田んぼと生きもの。どれも素敵な組み合わせだが、
田んぼの中でお地蔵さんを見たのは初めてだ。

稲と稲に囲まれるように鎮座するこの観音様は永い間、この里山と
田畑を見守ってきたのだろう。

昔の人々の心には、食べものと自然に対する敬いや畏怖の念が、
確かにあったのだ。

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2009年06月25日

田んぼの光景~田んぼと生きものたち~

岐阜県恵那市・坂折の棚田。



見事な造形美。ここは日本の棚田100選にもなっている。
この光景を見ると心安らぐのはやっぱり我々が、日本人ならではの
DNAを持っているからだろう。そしてこんな古き良き田んぼには実に
いろんな生きもの達が生息している。



トノサマガエル。まさにザ・田んぼのカエルだ。その体色を見ると、
緑・黒・おうど色・茶色。つまり田んぼの中の全ての色を表しているのだ。

俺の中でのカエルの生息定義。

里山・・・トノサマガエル。平野・・・ヌマガエル。森・・・ヒキガエル。
渓流・・・タゴガエル。清流・・・カジカガエル。家の庭・・・アマガエル。
Tシャツ・・・ど根性ガエル、である。

ちなみに2枚目の写真、左がトノサマで右がダルマガエル。
(絶滅危惧種)。違いがわかるかな?



山の湧水が入っているためサワガニもいる。右は「年中背泳ぎ野郎」、
マツモムシ。(ホントはタガメに会いたかったんだけどね。)



うう~っ!ちょっとエグいか?ドン引きしないでおくれオネーちゃん達!
これはコオイムシと言って、メスがオスの背中に卵産むのね。でもって
オスが背中で子育てをする、とってもエラ~い生きもの。よっ!父親の鏡!
だから「キモい」の一言で片付けないでやって!



これは平野部の田んぼを代表する魚たち。俺の中でのザ・田んぼの魚、
ベスト5を全て載っけてみた。
メダカ・ギンブナ・マドジョウ・タモロコ・そしてナマズ、である。

昔は田んぼに当たり前にいた魚たち。けれど川と田んぼをつなぐ水路が
無くなり、用水路はコンクリート化され卵を産めなくなり、さらにそこに
除草剤や外来種が入ってきていつしか彼らは田んぼから消えた。

メダカの英名は「ライス・フィッシュ」。学名であるギリシャ語の「オリジアス」
も「米」を表す。けれども今、メダカがすむ田んぼなんて・・・あるだろうか?



下・メダカ。上・外来種のカダヤシ。違いをよ~く見てね。

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2009年06月21日

田んぼの光景~田んぼと子供たち~

うちの近くの別にどってこたぁない田んぼ。



でも今年も現われてくれた。ホウネンエビとカブトエビ。




コイツらは、どれだけ卵が乾燥しても翌年田んぼに水が張れば
ちゃんと孵化する、めっちゃ乾燥に強いすごい生きもの。
でも農薬や水の汚れにはめっぽう弱い。つまり、田んぼ環境の
バロメーター的生きものなのだ。

そんな生きものが今年もたくさん現われたのはうれしいこと。
「ホウネンエビがたくさんわいた年は豊年満作になる!」
・・・・・これにはちゃんと理由があるわけだ。



そしてそれを捕まえる子供たち。わが町ではまだこんなうれしい
光景が見られる。

やっぱり田んぼには子供たちの遊ぶ姿がよく似合う。

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2009年06月18日

オタマジャクシ事件の検証

「空からオタマジャクシ事件」が後を絶たない。
後発のものの中にはいたずらも含まれているかも知れんが、
ここはひとつ、俺なりに推理してみようと思う。

容疑者はやはりカラスだ。前回のブログの写真でもおわかりのように、
カラスは田んぼでオタマジャクシを捕食する。

ただ不可解なのは、「なぜ吐き出したのか?」という点。
それについては2通り考えられる。

ひとつは、この時期カラスは繁殖期でちょうど巣にヒナがいる時期であり、
非常に気が立っているため、よそ者に対しワザと物を落とした、という推理。

以前俺は一羽のカラスに延々上から木の枝を落とされ続けたことがある。

そしてもうひとつは、巣に近づいた他のカラスや鳥に攻撃を仕掛け、
その際に運んできたヒナのエサを落としてしまった、という推理。

またカラスという鳥は集団で同族殺しをする。そのためイジメを受けている
カラスが空中で吐き出してしまった、とも考えられる。

ただどれも確証はない。証拠写真もない。あいまいな憶測で犯人がカラス、
と決めつけるのも良くないかもしれない。

いずれにしてもこの事件の解決には目撃者が現れて証言するまでもう少し
時間がかかりそうだ。
たとえ相手がカラスでも、冤罪事件にしちゃかわいそうだもんね。


(死んだコガモを食うカラス・・・の写真。)

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2009年06月12日

石川オタマジャクシ事件

石川県で「空からオタマジャクシが降ってくる事件」が頻発。
俺も先日SBSラジオ「らぶらじ」でこの件に触れ、

「オタマジャクシを好んで食う鳥はサギの仲間。ただサギは飛ぶ時
群れをなさないので、数100匹のオタマが落ちてるのは不自然。
カワウは群れをなすが、田んぼでオタマを採食することはあまりない。」

と話した。さっきフジの特ダネでも特集組んでやってた。
で今、何気なく自宅の窓の外見てたら・・・唐突に容疑者を発見!!



カラスだ!なんでコイツらに目がいかなかったんだろ!
カラスってオタマもザリガニも食うじゃん!しかも群れでいるし・・・。

>

そして決定的瞬間を撮影!写真だとちっちゃくて見えないけど、確かに
オタマ食ってる!



犯人はコイツらに違いない。カラスだけにクロだろう。
か、もしくはUFOのしわざ。石川だけに。

しかし以前としていくつかの謎は残る。なぜ吐き出したのか?なぜ未消化
のままなのか?それらを解明するため、このたび我が家に
「石川オタマジャクシ飛来事件特別捜査本部」を設置。うそ。

でもまだまだこの事件、盛り上がりを見せそうな気配。
そのためにもどうか、「騒がせちゃってすんません。私がまき散らしました。」
なんて人が出てきませんように・・・。

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2009年06月06日

植物で遊ぶ

植物で遊ぶシリーズ。今回はこの木。



タラヨウ」というモチノキ科の植物。



ずいぶん葉っぱが分厚いのだが、これを昔の人は上手に生活
に取り入れてきた。
タラヨウの葉の裏を、つまようじのようなものでこすると・・・

まるであぶり出しのように、字が浮かび上がってくるのだ。



ハガキ、つまり「葉書き」の語源となった植物である。

昔の人はもしかしたらこんな風に、この一枚の葉っぱに想いを
込めて、愛する人に渡してたんかなぁ?いや~風流なり。

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2009年06月04日

生きものと戯れる・その2

先日、自然学校をおこなった岐阜県垂井町のとある湿地。



自然好きな人ならこういった湿地がどんだけ大切か、そしてこんな沼が今、
どんだけ少なくなっているか、おわかりいただけると思う。

こーゆー場所って、ホントたくさんの生きものに出会えるのだ。



ムカシヤンマっつうトンボ。こんなんめったにお目にかかれないよ。
右・トンボの正しい持ち方。人差し指と中指で優しく翅をはさんで持つ。



左・ダビドサナエ。なんちゅう名前だ。右・オグマサナエ。とにかくここは
トンボ天国。まだまだイトトンボ類なんかも山ほどいた。



オオタニシ。でかっ!ここには外来のジャンボタニシがいないので、日本の
タニシがスクスク育ってる。右・少年たちのアイドル、タイコウチ。
水槽の中でもスジエビ捕まえて食ってる。えげつないやっちゃ。



そしてこのブログでは何度も登場してるアカハライモリ。とにかく俺はコイツ
が大好きなのよ。しかしいろんなトコで採集したけど、ここのヤツの顔、特に
可愛くない?
右・トノサマガエルとダルマガエルのツーショット。ちなみにダルマガエルは
絶滅危惧種です。あとここにはニホンアカガエル、モリアオガエルも生息。

今、いたるところで特に両生類の生息環境が悪化し、激減している。
ここは両生類にとっても、天国のような場所なのだ。そして・・・・・・・



いた!!カワバタモロコ。環境省のレッドデータブック、絶滅危惧IB類。
採集の際、尾びれを傷つけてしまったことは申し訳なかったが、とにかくいた。
なんつうかこの、胸躍る気持ち、わかる?ちょっぴり涙が出そうなこの気持ち、
わかる?
こんな魚が生息していける環境、ホント少ないんだよ。

ここで暮らす全ての生きものたちと、未来の子供たちのために、こーゆー場所
は何が何でも守っていかにゃならんとです!!

PS・この沼は敷地内にあるため、悪いコト考えてる悪いヤツは入れません。

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Posted by mikihito at 19:34Comments(1)