2024年04月26日
岐阜でお花見
今年の春は静岡、愛知に続いて岐阜でもお花見してきた。
場所は岐阜県各務原市川島にある「河川環境楽園」。
併設する淡水魚水族館・アクア・トト ぎふには目もくれず、
ひたすら春の花を探す。まずは・・・ムラサキサギゴケから。
こちらは白いサギゴケ。紫の方が圧倒的に多く、白は珍しい。
コバノタツナミソウ。
花の形が面白いよね。ところで立浪ドラゴンズはどうなん?
なんか今年はひと味違う気がしてるんだけど・・・気のせい?
紫のラン、シラン。園芸種として人気がある。
白い花シリーズいってみよう。まずは森の白の代表、コバノガマズミ。
大きくて存在感のある花、アズマシャクナゲ。
ボタンの仲間の絶滅危惧種、ヤマシャクヤク。
対照的にひっそりと咲いてたヒトリシズカ。いい名前だよね。
可憐な花、ニリンソウ。キンポウゲ科の中では珍しく食べること
ができるが、猛毒のトリカブトに葉っぱが似てるので要注意!
名前は似てるが全く違うサクラソウ科のクリンソウ。花が円状に
つき、それが仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることが由来。
水辺にはオモダカ。よく似た外来植物のナガバオモダカは他の
植物の生育に影響を与える侵略的な植物なので要注意。
なんでこんなトゲトゲしいの?って樹木、サイカチ。
マメ科の樹木はハリエンジュにもトゲがあるよね。
そしてちょっと珍しいエビネが生えてた。準絶滅危惧種のランの
仲間だ。球茎から出る根っこの様子がエビの姿に似てるらしい。
エビネは花の形もなんか面白い。花びらが翼に見える。
このイカリソウも面白い形。この植物、イカリソウエキスで有名。
そして春は虫たちの生き生きとした姿も見られる。
可愛いよね~セイヨウミツバチちゃん。も~ミツバチ大好き!
菜の花とベニシジミ。
おっ?ヒヨドリがなんか食うとるぞ?
よく見たらアイスのもなかやん!こんなのも食べるのね。
逆光で見づらいけど、これ虫をくわえたエナガ。冬のエナガは丸々
してるが、春はヒナのためにせっせとエサを運び、こんなボロボロ
の姿に・・・。なんかせつないけど、この姿がまさに親の愛。
水の中にも春がある。トゲウオ科の魚、ハリヨ。環境省絶滅危惧
ⅠA類、トップクラスの希少魚だ。
彼らの大きな特徴、それが「巣作り」。
このように自分の体で川底を掘り、集めた水草の根っこなどでトン
ネル状の巣を作る。そこにメスを誘い入れ繁殖をおこなう。そんな
「愛の巣」作りの真っ最中だった。
岐阜のお花見は花だけでなく、そこで一生懸命生きる、様々な命の
営みも見せてくれたのでした。
Posted by mikihito at 22:35│Comments(0)
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