2014年01月26日

冬の野鳥撮影・猛禽類

今回は俺の大好きな「猛禽類」編、いってみよう!

冬の野鳥撮影・猛禽類

ノスリ。正面から見た顔がかなり可愛い。

冬の野鳥撮影・猛禽類

ノスリは山間部、田園地帯、河川、沿岸部と広い範囲に生息するタカ。
以前ザリガニ食べてるところを見たことがあるが、ノスリは小型哺乳類、
ミミズ、ヘビ、トカゲ、昆虫など、いろんなエサを食べる。

冬の野鳥撮影・猛禽類

オオタカ。この鳥はつい最近、絶滅危惧指定から外された。確かにオオタカは
生活の都市化が進み、市街地でも見かけるほど数が回復してるのは確かだが、
それでもやっぱり希少な野鳥。今後も見守っていく必要があるだろう。

冬の野鳥撮影・猛禽類

カモの観察してる時、突然カラスがやたら騒ぎ始めた。「おっ、きたか?」と思ったら・・・
やっぱりやって来た。オオタカの幼鳥だ。しかし何でカラスたちはあんなに猛禽類を
毛嫌いするんだろう。だからカラスの動向が、猛禽類を見つける目安になる。

冬の野鳥撮影・猛禽類

いた!俺のいっちばん好きな鳥、チョウゲンボウ。ハヤブサの仲間だ。好きな理由、
それは・・・キリッとしてるのに可愛らしいトコ。キツそうに見えるのに、実は優しい・・・。
・・・・・おっ?鳥と女性の好みはおんなじだ・・・・・。

冬の野鳥撮影・猛禽類

ホント可愛いよなぁ・・・。でもこの鳥、たまにペットショップで売られてるのだ。だけど俺は、絶対に
飼おうなんて思わない。鳥は、自由に大空を羽ばたく姿がいちばん美しいと思うから。

冬の野鳥撮影・猛禽類

捕らえた魚をつかんでるミサゴ。日本の猛禽類では唯一、魚食専門のタカだ。

このミサゴも実は数が回復している。今のところ準絶滅危惧種だが、近い将来それが
外れるのではなかろうかと思う。その理由は、エサが豊富なこと。

ミサゴは他の鳥たちが食べられないボラやコイ、外来のブラックバスなどの大型魚も
平気で食べる事ができる。
ボラは水質悪化にたいへん強い魚、そして外来魚も増えている・・・それによって
ミサゴはエサに事欠くことがない。つまり、環境悪化にうまく対応できている、という
ことだ。生物数の維持に欠かせないのはまずはエサ、そして生活環境。

冬の野鳥撮影・猛禽類

絶滅危惧IB類のタカ、チュウヒ。左も右もチュウヒ。左から来たヤツに右のが追っ払わ
れたシーン。この写真さぁ、かなりレアだし、めっちゃかっこいいと自負してるんだけど。

冬の野鳥撮影・猛禽類

チュウヒは広いアシ原を生息域にする。ところが人間にとってアシ原なんて無価値な場所。
だからドンドン開発が進み、チュウヒは絶滅の危機に追い込まれてしまった。人間には
価値が無くても、「その場所でしか生きられない命」があることを忘れてはならない。

冬の野鳥撮影・猛禽類

チュウヒに追い払われたオオタカ。・・・・・ここは猛禽類の聖地。こんなスゴい鳥たちが
暮らす場所だ。いつまでも大切にしていきたい。どうか開発されませんように。

猛禽類はその姿も、孤高の生き方もかっこいい。そして彼らは、人間に媚びない。

何より猛禽類は、生態系の上位に君臨する生きもの。彼らが健全に暮らしていれば、
その場所の生態系は豊かである、ってことだ。
                 野鳥たちは、広い範囲での、環境のバロメーターなのだ。




この記事へのコメント
やはり、正面の写真は観られてる感が・・・

今日、図書館で ”世界の美しい飛んでいる鳥” という本を借りました。

神様の芸術品!!みたいな鳥たちがのっています。
Posted by ちょっとねむい at 2014年01月28日 17:39
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