2023年12月21日
みちくさファーム、田んぼ壊滅
12月、久しぶりに訪れたみちくさファーム。
田んぼが壊滅しておりました。
5月に田植えして、そしたらその1週間後に愛知を豪雨が
襲って、。。。。田んぼ、壊滅しました。。。。。
池は無事でした。つうかむしろ最近いい感じにさびれて、水草が
自然な状態で増えて・・・これならこの先もトンボを始めとする
水生昆虫は増えてくれるだろう。
ただ。。。田んぼは壊滅。とれたお米の量。。。。これだけ。
とりあえずそれを近所のおじさんのとこに持ってく。
とりあえず脱穀。漢字が右から書いてある足踏み式の脱穀機で脱穀。
つうかすごいなこの脱穀機。昭和初期やん。よくこんなん残ってたなと思う。
脱穀後の量、こんだけ。。。。。。いやスズメの巣ぐらいの量やん!
それを今度は籾摺り機にかけたら。。。。
収量、これだけ。。。。
しかも着色粒(黒く変色した米)多し。カメムシのせいなんだけど、
完全無農薬でやってるからこれは致し方なし。それより問題は日本の
米の等級制度だ。
米1000粒に対し、2粒黒いのが混ざってたらそれはもう二等米。値段が
下がってしまう。だから農家さんはがんばって一等米を作るわけだが、
少しでもきれいな米を作るため、ネオニコ系の農薬を多めに使わざるを
得ない。結果それが数多くの生きものを殺し、生態系破壊に結び付く。
この厳しい制度は絶対に変えていく必要があるんだが、そのためには
我々消費者の「ちょっとぐらい黒くても気にしないよ」って意識が大事で
ある。事実、着色粒でも味は変わらないし、健康被害も全くないのだから。
で、最後は精米機にかける。
はい。今年とれたお米の量、これだけです。一生懸命手植えした田んぼ、
泥だらけになって植えた田んぼ、とれた量。。。。。これだけです。
いや~農業ってホント厳しいな。我々は番組の企画でやってるだけだけど、
本職の農家さんってホント大変だと思う。自然はもちろんいろんな「恵み」
をくれるけど、でも時には容赦なく「脅威」も与えてくる。
まぁでもとりあえずこれだけ収量できたからさ、これを美味しくいただこう。
ってことで、次回は料理編、お楽しみに!
Posted by mikihito at 19:52│Comments(0)
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