2010年01月31日

どれがかわいそうですか?

あなたは次の写真のうち、どれがかわいそうだと感じますか?


①カラスに食われたカブトムシ。


②串刺しで食われるアユ。


③去年、俺が食ったミシシッピーアカミミガメ。


④ついこないだ俺が食ったマガモ。


⑤おいしいとんかつや焼肉になる前のブタ。



⑥可愛くて頭がいいイルカ。けれど吊るされて、
 食われるために運ばれていくイルカ。

さあどうですか?あなたが、かわいそうだと思う順番は?

その答えは人それぞれであり、正しい解答もありません。

ただ大半の人が、昆虫が死ぬのを見てかわいそうと思ったり、
残酷だと感じたりはしないでしょう。次に魚、その次に鳥。
この順番は、生態系のピラミッドを下から追うのと合致します。

でももし料理されるカメが、血を流していたらどうですか?
逆に、整然と美しく並べられた魚の活造りはどう思いますか?

人間は、その食いものがかつて生きものだった時のことにまで
思いを馳せながら食事をしたりはしません。まあ当たり前ですが・・・。
けれど間違いなくその食いものには、ほんの少し前まで、命があったのです。

我々と同じ哺乳類の豚や牛ともなれば、さすがにその感情は強くなる
のではないでしょうか?「かわいそうだけど、うまいから殺して食う。」
人間が生きていくための、当たり前の行為だと思います。

けれども、ならばイルカだって同じです。家畜じゃないから?
かわいいから?頭がいいから?だから食うのはかわいそう?

そもそも「かわいそうに思う」なんて、ただ単に人間が勝手に
考えている、極めてあやふやで、人間目線な感情論に過ぎません。

そしてその目線はとても危ういものです。食われるのを待つ牛と、
川に迷い込んだ可愛いアザラシは、共に同じ、2つの命なのです。

ではこの写真はどうですか?


車にはねられて死んだタヌキ。


エサと間違えてビニール袋を食べて死んだスナメリ。

死なずにすんだはずの無駄な死と、食べものになった命を粗末にすること。
本当にかわいそうなこととは、きっとこれでしょう。

鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/  


Posted by mikihito at 18:13Comments(5)

2010年01月27日

ベストハウス123で紹介!

海洋生物楽者・林正道の生きものロボットが、フジテレビ
「ベストハウス123」で今夜紹介された!



やっぱこのシーラカンスロボにゃ、スタジオのロンブー淳さんも
びっくり!



そんな林氏の最新作をいくつか紹介する。まずはマグロ。



相変わらずのリアルさ。続いてリュウグウノツカイ。



これも子供たちに大人気だ。しかし一番の人気者はと言えば・・・



やっぱりエビフライだった!



泳いどる!泳いどるぞ!なぜこれを製作したのか、その意図が
先日判明した。つまり林氏は、
食べものはもともと生きもの。」エビフライを通じて命の大切さ
を伝えたかったのだ。

しかし残念ながらその意図を理解し、感動する子は一人もおらず。
会場は終始、大爆笑の渦に包まれ続けたのだった。

さあそして、こんなオモロいおっちゃんと行く夢のツアーが現在、
計画中だ。これマジで。

題して、「てっちゃん・おっちゃんと行く、沖縄小浜島・ホテル
はいむるぶし、なんにもない島大満喫ツアー!!」である。

今年の4月と8月に2回開催予定。
ロボット教室あり、シュノーケル教室あり、夜の島探検あり、
ライブあり、笑いあり、涙あり・・・。

同行はもちろん林正道、鉄崎幹人。さあみんな、スケジュール空け
といておくれ!くわしいこと決まったら当ブログで発表するぜよ!

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Posted by mikihito at 22:56Comments(1)

2010年01月10日

林正道・新作ロボット

友人の海洋生物者、林正道がなにやら新作ロボットを
作ったらしい。ではさっそく披露いたします。



ネコギギロボ。ちっちゃ。
ネコギギとは伊勢湾・三河湾に注ぐ河川にのみ生息する、絶滅危惧種
に指定された希少魚である。
(先日、金儲けを企んだバカヤロウが、密漁&売買して逮捕された。)

彼はこういった生きものロボットを自作し、見せることで、
子供たちに生きものの素晴らしさと、自然の大切さを伝えている。

最近では全国ネットの番組にも多数出演し(1月27日はフジテレビ
ベストハウス123にも出演決定!)かなり有名人になってしまった
彼だが、ライフスタイルは何ら変わっちゃいない。

相変わらず貧乏だし、相変わらずピュアだ。きっと今日も日本のどこか
で、たくさんの子供たちに夢を与えていることだろう。

ところがそんな彼がこの度、どーしても理解不可能なモノを製作した。
それがこの・・・



エビフライロボだ。・・・え?なんで?なんのために!?
長年つき合ってるが、これだけは意味がわからん。なにゆえエビフライ?



しかも泳ぐぞオイ!!エ、エビフライが泳いどる!!そのココロはっ!?

・・・まぁこの理解不能なトコも、彼の魅力なんだけどね。

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Posted by mikihito at 23:31Comments(7)

2010年01月07日

春の七草を探そう

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、
スズナ、スズシロ、これぞ七草。

正月のご馳走で弱った胃を休ませる効果もある七草は、
昔の日本人の「食の知恵」でもある。よし、身近な所で
探してみよう!





セリナズナ。まずは簡単に見つかった。ちなみにナズナの
別名はペンペングサ。果実の部分がペンペン弾く三味線の
バチに似てることからこう呼ばれる。



ゴギョウ(オギョウ)のホントの名前は、ハハコグサ。キク科
の植物だけど、う~ん、意外と見つからない。



ナデシコ科のハコベ(ハコベラ)。これは結構見つけやすい。
人家のそばにもいっぱいあるからね。



問題はこれだ。七草のホトケノザとは、このコオニタビラコ
ことであるが、これがなかなか見つからない。図鑑にも「最近
は少なくなった」って書いてある。
「田平子」っつうくらいだから昔は田んぼ一面に広がってたんだ
ろうなぁ。
これはキク科の植物だが、ちなみにホントのホトケノザは・・・



こちら。シソ科のホトケノザ。葉が蓮華座のようになっていて、
その上に仏様みたいに座った花があるのでこの名がついた。





スズナスズシロはカブとダイコンのこと。こりゃ野生のものを
探すのはとても無理なので、農家の方にいただいてきた。

さあそれじゃいよいよ・・・・・食うよ!



お~これぞ日本の自然と、日本人の知恵が生んだ、健康食材だ!



うん、うまい!何と言っても胃が休まる。体にも良さそうだ。
平安の世から今に伝わる伝統料理。今じゃスーパーなんかでも
簡単に手に入るのだが、ちょっと苦労して自分でかき集めてみる
と、その味は何倍にもおいしく感じられることだろう。

ただ・・・腹はふくれん。・・・残念ながら・・・。
よし、このあとはブロンコビリー行こっと。

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Posted by mikihito at 14:07Comments(0)

2010年01月02日

トラ的生きもの

あけましておめでとうございます。今年もハウリンウルフ、
どうぞよろしくお願いします。

新年一発目の企画は、「名前にトラがつく生きもの」。

まずは「トラザメ」。



名前はこわいけどとってもおとなしいサメだ。
続いて「トラウツボ」。



顔こわっ!でもウツボの仲間はこっちから手を出さない
限り噛まれたりはしない。食ってもうまいしね。

お次は「トラツグミ」。



漂鳥として名古屋市内には冬に飛来する。横溝正史シリーズ
にも登場する、「鵺(ぬえ)」はこの鳥のことである。

確かに「ヒーッ、ヒーッ」という、か細い鳴き声はちょっぴり
気色悪いかもしれない。

最後は「トラフズク」。



トラ模様のミミズクだからトラフズクなんだけど、ミミズクってのは
フクロウの仲間。じゃ違いは何かっていうと、耳のように見える羽が
生えてるのがミミズク。フクロウの頭は丸い。(基本的には)

それよりスゴいのは、フクロウって左右の耳の位置が違うのだ。それは
わざと左右で音のズレを生じさせて、真っ暗な中で的確に獲物の位置を
判断するためだと言われている。スゴいなフクロウ。

ただし最近はその獲物が少なくなってしまった。特にミミズクはネズミ
の他に昆虫を好んで食べるのだが、昆虫・・・減ったもんね。

てことで今回は名前にトラ、がつく生きものをいくつか紹介したけど、冬
なのであまり写真が撮れなくて申し訳ない。

他にもいっぱいいるんだよ。トラカミキリ、トラフシジミ、トラフトンボ、
トラマルハナバチ、トラハナムグリ、トラフコメツキ。

海に行けばトラギス、トラフナマコ、トラフカラッパ、トラノオガニ、あと
トラフケボリダカラガイなんつう長い名前の貝も・・・。

まあとにかく今年も、いろんな生きものや自然を紹介していきますんで、
どうかよろしくお願いしタイガー。

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Posted by mikihito at 14:08Comments(2)