2009年01月31日

冬の風物詩・ワカサギ釣り

冬の淡水釣りと言えばワカサギ。愛知では犬山市、入鹿池のワカサギ
釣りが有名である。

ワカサギはアユと同じキュウリウオ科の魚。漢字で「公魚」と書くのは
徳川11代将軍家斉に年貢として納められていた御用魚だったからである。

年貢代わりにされてたくらいだから、そりゃおいしい魚だ。
唐揚げにしても良し、南蛮漬けやマリネでも良し。
頭からそのまま食えちゃうから調理も楽。

ただしエサがちょっと・・・という女子は多いかもしれない。ちなみにコレ。



このアカムシがいっせいにウネウネ動いてる姿はちょっと引くかも・・・。
でもね、ワカサギは群れで行動してるから釣れる時はハンパないわけ。
半日で平気で300以上釣れちゃう。で、食ってうまい。

ちなみにうちの息子が初めてワカサギを釣ったのは4歳のときだった。

お子さんに自然体験させたいと思ってるお父さん。
植樹や放流や飼育といった優しくて心地よい体験もいい。けれど、
自分で釣った魚を油ん中放り込んで殺して、それを食ってみるといった
体験こそが本当の「環境教育」なのではないでしょうか?

自らの手で殺した命を、子供たちは残したりしない。
そういう意味でも、釣りはいろんなことを教えてくれるのだ。



鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/ 


  


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2009年01月25日

越冬トンボ

寒い。デーブスペクターのギャグが。いやそうじゃなくて気候が。

人間はいいよね。寒きゃ石油ファンヒーターつければいいし、ユニクロの
ヒートテック着込めばいいもんね。しかしすげー人気だよなヒートテック。
在庫ないもん。

けれど生きものの世界はそうはいかない。じゃ冬眠すりゃいいわけだが、
冬眠するわけでもなく、卵や幼虫の状態で冬を越すわけでもなく、成虫
の姿のまま、とにかくじ~~っと寒さを耐え忍ぶトンボがいるのだ。

ホソミオツネントンボ。成虫で年を越すので「越年」トンボという。
とにかく冬の間は地味。まわりの枯れた色に溶け込んでいるので、探し
てもなかなか見つかるものではない。写真が撮れたのは奇跡に近いと
思う。さすが俺!自画自賛!

けれど春になればその体色は一変、それはそれは美しい水色に変わり、
短い生を謳歌する。

ホソミオツネントンボ。人知れずひっそりと冬の木枯らしに耐える、こんな
「おしん」のような、(古いか)都はるみの「北の宿から」のような、(これも)
けなげで忍耐強い生きものがいることをどうか知ってやってほしい。



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2009年01月22日

緊急投稿!

緊急投稿!
以前も番組やブログ内で紹介した名古屋市守山区の野田農場がピンチだ。
くわしいことは書けないが、現在裁判で争っている最中である。

で、このブログの読者のみなさんに再度お願いしたい。
野田農場強制移転についてはここを読んでいただき、
http://mikihito.hamazo.tv/e1591293.html 野田農場の明日
http://mikihito.hamazo.tv/e1594932.html 野田農場の戦い
http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/noda.htm 鉄崎幹人HP 野田農場を救え

今一度、野田家のみなさんに激励のメールを送っていただけないだろうか?
裁判資料になる可能性もあるので、匿名でもかまわない。
野田さんへのメッセージはこちらまで!http://noda.orenest.net/

また現在、名古屋のスターキャットケーブルTV「鉄ぶら」では、昨年12月18日の
農地への強制工事、野田さんのインタビュー、名古屋地裁への提訴のもようなどを
ドキュメントでつづった、「野田農場の明日」を放送中。
見れる環境にある方は是非ご覧いただきたい。

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします!!    鉄崎幹人

  


Posted by mikihito at 20:56Comments(1)

2009年01月22日

もつ鍋講座

寒い冬はやっぱりあったかい鍋!(ミツカンのCMか!)ってことで今回は
「本気でうまいもつ鍋レシピ」をご紹介。



去年の大晦日、SBSのカウントダウン生放送した時に作ったものがコレ
なんだけど、ものすげー大評判!
ちなみに静岡駅前にある「おかだ家」さんの味を盗み、俺なりにアレンジ
して作ってみたところ大成功。ではレシピを・・・

①鶏ガラ・昆布でだしをとる 
②八丁味噌・コチュジャン・ニンニク・干しエビで下味つけ
③乾燥シャンツァイ・山椒・タカノツメ・黒コショウでパンチきかす
④かなり多めに白ゴマ投入(これ大事)
⑤塩・しょうゆで味を整える
⑥ゴボウ・ニンジン・シイタケ・しめじ投入
⑦白菜投入(キャベツでも良し)
⑧生の牛ホルモン(ギアラ・ハチノスなんかもあると最高)投入
⑨ニラ・水菜投入 しばらくしたら完成!

もつ鍋って薄めのしょうゆ味の店もあるけど、やっぱり俺は名古屋人。
こってり系のほうが好きなのだ。けど八丁味噌だけじゃなくてシャンツァイ
もコチュジャンも入ってる。・・・タイもコリアも・・・いやぁ多国籍鍋だね!
アジアン鍋とでも言うべきか?でも決して中国野菜だけは入れませぬ。

とにかくうまい!自分で言うのもなんだが、ホントうまい!



寒い中、アウトドアで食うともっとうまい!

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2009年01月18日

悲しいバードウォッチング

悲しいバードウォッチング。

写真の鳥は「ハマシギ」。
干潟などでよく見られ、日本には冬鳥(越冬のため北から渡ってくる鳥)
もしくは旅鳥(東南アジアなどで越冬する途中、日本に寄る鳥)
として馴染み深い。



最初見たときは片足を上げてエサを採っているのかと思った。
ところが、違った。片足しか無いのだ。



くわしい原因はわからない。けれど水辺に集まる鳥が、人間の捨てた
釣り糸などに絡まり、足が腐って落ちてしまうことがよくある。

もしこのハマシギがそうだとしたら・・・
なんて悲しいバードウォッチングなんだろう・・・。

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2009年01月14日

ヘンな髪型の鳥たち

2009年もハウリンウルフはただの「日記やひとり言」ではなく、
なんらかのメッセージを含んだブログに仕上げたいと思っている。

おいしそうな料理やきれいなオネーちゃんのセクシーショットなんかは
一切出てこないが、そのかわり俺がフィールド駆け回り、汗水たらして
撮った入魂の写真の数々を、バンバン載っけてくのでお楽しみに!

特にお子ちゃまたちがこれを読んで、自然や生きものが好きになる
きっかけになってくれたら・・・・・これ以上うれしいことはない。

てことでさっそく今回は、「テーマを決めてバードウォッチング・ヘンな
髪型の鳥を見つけよう!」である。

まずは、ポニーテール(死語)の鳥、キンクロハジロ。



この季節、北から渡ってくる冬鳥。川や池、河口なんかに群れでいる。
白黒のツートーンなので見つけやすいぞ!
ちなみに俺は昔ロックンローラー(死語)でリーゼント(絶滅危惧種)
だった頃、付き合ってた女がポニーテールだった。知らんがな。

続いてはモヒカン(これも死語)の鳥、カシラダカ。



その名の通りカシラが高いからカシラダカと言う。でもこいつは最近
めっきり数が少なくなったように思う。そういえばメダカも数が減った。
円高も困ったもんだ。強引か。

最後は何だかものすごい寝グセの鳥、タゲリ。



寝グセつき過ぎ!髪の毛ピンコ立ちじゃん。髪の毛っつうかこういうのを冠羽
(かんう)って言うんだけどね。

でもってこの歌舞伎役者みたいなメイク。とにかくこいつは数こそ少ないが、
すげー美しい鳥である。干潟や冬の休耕田にいるんだけど、陽に照らされた
その羽は金属のような深緑の輝きを放つ。出会えるとかなりうれしい野鳥の
ひとつだ。

いかがだったすか?バードウォッチングも毎回、こんなテーマ付けして楽しんで
みたらどう?鳥の見方が変わるかも!?

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2009年01月09日

いろーんなウシ

ウシ年でもうちょい引っぱろっと。前回紹介した以外にもいろんなウシが
おるのだが、まずはエビフライでおなじみのブラックタイガー。


(写真はすべて碧南海浜水族館で撮影)

これ正式名を「ウシエビ」と言う。クルマエビの仲間だがより南方で獲れる。

続いて「コンゴウフグ」。ウシのような角がわかると思うが、英語にすると
「COW FISH」。つまりウシ魚。



ちなみに「COW」はメス牛のことで、オス牛は「BULL」なんだって。
総称としては「CATTRE」と言い、でもって去勢された牛のことは
「OX(オックス)」って区別するらしい。なるほど。そーですか。

じゃ最後に美しいウシを。ダイバーの間でもとても人気が高いウミウシ。
その中でも特に美しい、「シンデレラウミウシ」をご紹介。





どーっすか?きれいっしょ?ウミウシはハマっちゃうのだ。

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2009年01月04日

こんにちはウシ年

いや~めでたい。ホントめでたい。いいのかねこんなめでたくて。
(おぎやはぎ風)

さてウシ年である。ネズミに続いて今回も2匹の「ウシ」を紹介しよう。


(碧南海浜水族館にて撮影)

ウシモツゴ。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種・IA類。
トップクラスの希少種だ。
愛知・岐阜にまたがる濃尾平野のため池、用水路などに生息する。

生息地の減少や乱開発、用水路のコンクリート化、外来種の影響などに
よってその数は激減。こんだけ水辺に通って魚とってる川オヤジの俺で
さえ、さすがに野生のウシモツゴに出会ったことはない。

そしてもう1匹のウシが・・・



ウシガエル。特定外来生物、つまり他の生態系に与える影響が大きいため
飼うことも放流することも禁じられている。
もともと「ウシなんとか」ってのはガタイのデカイものに付けられてきた名前
だが、やっぱこのカエルは水辺で出会うとドン引きするくらいデカい。
そしてキモい。さらに声ウザい。

けれど別名「食用ガエル」ってだけあってその肉は美味。鳥のササミそっくり
な味である。1918年、当時の政府が食用としてアメリカから移入、養殖池
から逃げ出したものが全国に広まった。
(ちなみにウシガエルのエサとして連れてこられたのがアメリカザリガニ。
同じくこいつらも逃げ出して生息域を広めていった。)

・・・ごめんウシガエル。さっきデカいとかキモいとかウザいとか言って。

お前らだって来たくて日本にやって来たわけじゃないもんな。
ヌートリア同様、本来の目的が必要なくなった時、冷たく見放したのは人間
の方だもんな。
「ホント人間って勝手だよ。モ~。」

・・・あ~あ。めでたい年の始めだっつうのに、またしても2匹のウシの嘆きが
聞こえてくる。

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Posted by mikihito at 23:58Comments(1)