2021年06月30日

川根本町の自然その1





ヤマボウシが咲き誇る場所、川根本町の秘密の池。





「おろち池」・・・大蛇伝説が残る、なんだかコワい名前の池。
ちなみに川根本町に「〇〇尾」って地名が多いのは、この
大蛇伝説から来ているとのこと。



でもここ、すげーいいとこだった。ナツツバキの花も咲いてる。



お~。めったに姿を見せないウグイスが水飲みに降りてきた。



残念ながら外来種のガビチョウも来てたけど。



でもね、これがめっちゃたくさん見つかったんだ。数えたら
なんと20個以上!こんなに密集してる場所、初めて見たよ!

これ、モリアオガエルの卵塊。オタマジャクシはほとんど孵化
してる。そう、ここはモリアオガエルの楽園だったのだ!
・・・次回、その写真いっぱい載せたいと思います。
  


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2021年06月24日

チョウの舞



6月、瀬戸ノ谷で出会ったチョウたち。



モンキアゲハ。紋は白いのになぜか「モンキ」
って名前なんだよねこのチョウチョ。



イチモンジチョウ。白い線が一文字に入ってる。



そして・・・・・初夏のアサギマダラ。いつもは秋に見られる
このチョウ、その時期は南に向かって旅をする途中の個体だ。

それが初夏に見られたってことは・・・この付近で羽化した
個体か、もしくは逆のコースで北上している個体かもしれない。

いずれにしても謎の多い「旅チョウ」である。



もう一枚、背中にハートマークを背負ったカメムシが愛を育んで
いた。名前はエサキモンキツノカメムシ。なんてロマンチック!
・・・カメムシなのに。しかも俺の車のウインドウで・・・。

まぁほのぼのしたから許してやろう。
チョウにカメムシ、いろんな生きものに会った初夏の一日でした。
  


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2021年06月17日

初夏の山道ドライブ・その2



島田市の蔵田島田線から瀬戸ノ谷にかけての
初夏の山道ドライブ、後編。



きれいなイソヒヨドリのオスが屋根にとまってた。



よく見ると口にエサをくわえてる。



さらによく見るとこれ、ムカデと青虫だよね??
ひゃー!こんなの食べるのね~~!



近くにいたメスもエサくわえてる。なるほど。自分が
食べるんじゃなくて、子育て中のヒナにあげるため
だったんだ。がんばれイソヒヨドリの夫婦!





プロペラみたいな花、テイカカズラ。すごくいい香りがする。



蜜を吸いにきたのは、ヒメキマダラセセリかな?





満開のユキノシタ。アップで見ると可愛い形してるよね。



最後に鳥をもう1種類。声はよく聞くけど、なかなか姿を見せない
コジュケイが目の前に現れた!キジの仲間で中国原産。
1920年ごろ放鳥されて野生定着してしまったコジュケイ。

チョット来い、チョット来い」って声、山の中で聞いたことない
ですか?けっこうデカい声なんだけど、でもどこにも姿がない。

実際この鳥をこんなアップで撮れたの、今回が初めてだ。
すぐ逃げちゃったけど、やっぱこの地域は自然が豊かなんだな~。
  


Posted by mikihito at 16:39Comments(0)

2021年06月09日

初夏の山道ドライブ・その1



休日の恒例となった静岡の山道ドライブ。島田市の蔵田島田線
走ってたら、めっちゃいい川見つけた。伊久美川(いくみがわ)。



これこれ!この感じ!水が綺麗なだけじゃない、水生植物が
豊かで、いかにも生きもの多そうで・・・こんな川が好きだ~!



川沿いにヤマグワが生えてたのでちょっといただきました。



そのまま北上した場所でモリアオガエルの卵発見!でも・・・



え?ダメじゃん!こんなとこに産んじゃダメじゃん!
完全に道路の上にあるのがわかるかな?



もうすでにアスファルトに落ちちゃってて・・・このままじゃ
あかん。なのでいったん帰って、日を改めて高枝切り鋏と
脚立持ってまた来ようと思った。
・・・って話をラジオでしたらなんと!リスナーさんが救出に
来てくれたのだ!!ありがとう。なんて優しいんだ!!



この時期、林道沿いでいちばん目立つ花、ウツギ



あとこの花も多い。コアジサイ



アップで見ると可愛くてきれい。



初夏を代表する花、エゴノキ



ランプのようなこの花、川沿いを走れば必ず見かける。



この日出会った昆虫が・・・イチモンジチョウに、



アオスジアゲハ。すごく美しかった。



アサヒナカワトンボも活気づいてきたし、





イボタノキマルハナバチが一生懸命、蜜を吸ってた。



そのあと瀬戸ノ谷の山道ではアナグマの姿が・・・。
う~~残念。すぐ逃げちゃってしっかり撮影できず。



でもね、こんな珍しい花に出会ったよ。これ、ハナミョウガ
と言って、ショウガの仲間で、全国各地で絶滅危惧指定さ
れてる。けど藤枝市瀬戸ノ谷ではちょくちょく見られるよ。



最後は藤枝市、びく石頂上からの景色を見て、今回の初夏
のドライブは終了。いや~いつ来てもこのコースは楽しいわ!
  


Posted by mikihito at 19:11Comments(0)

2021年06月02日

カワガラスという鳥



ちょっと載せるのが遅くなっちゃって申し訳ないんだ
けど、今年3月、香嵐渓で撮影したカワガラスの物語。



カワガラスという鳥は名前に「カラス」とつくけど、全くの
別物。川の上流~中流域の岩がゴロゴロする場所に
生息する野鳥だ。



こんな風に水に飛び込んで川底を上手に歩き回り、



エサとなる水生昆虫を捕まえて食べている。



ピンと立った尾羽が凛々しいね!



こちらがちょっと色が薄いメス。



真っ黒いこちらがオス。



この日はちょうど、夫婦力合わせて巣材を運んでた。





岩についたコケは彼らにとって格好の巣材となる。



そしてその近くには生まれて間もない若鳥が・・・。
こうして見ると、岩そっくりの保護色になってるね。



まだ上手に川底を歩けない幼鳥にお母さんがエサを
与えてた。「いい?エサはこうやって捕るのよ!」



「ちょーだいちょーだい!お母さんエサちょーだい!」



「うまっ!カワゲラの幼虫うまっ!もっとちょーだい!」



「お母さんもっとエサちょーだい!お母さ・・・ん?」



「ね~ね~どうしたのお母さん、こっち向いてよ、ね~!」



「あのね、お前に言わなきゃいけないことがあるの。」「・・なに?」
「今のカワゲラ・・・これがお母さんからの、最後のプレゼントよ。」



「え!?最後?最後ってどういうこと?お母さん、どういうこと!?」
「お前は明日からひとり、いや一羽で生きていくの!わかった?」



「そんな・・・やだよ!待ってよお母さん!お母さ~~ん!!」



・・・みたいな物語を垣間見てました。カワガラス、愛してやってね!
  


Posted by mikihito at 18:26Comments(0)