2017年03月29日

らぶらじ月火、最終回

らぶらじ月火が終わった。らぶらじらしく、笑って終わろうと思ったけど
・・・・・やっぱり無理だった。放送直後、テーブルに突っ伏して泣いた。



春が来て番組が始まって、また春が来て番組が終わる。・・・・・こういう仕事
してると、そんなことのくり返しなんだけど、やっぱこの番組は特別だった。





10年・・・。これは俺のラジオ人生の中でも、いちばん長く続いた番組だったから。
ホントいろいろあったなぁ・・・。
ハニートラップ事件、花火大会に向けてのCD制作、ラジオパーク、ディスコイベント、
バスツアー、スタッフ・出演者・リスナーさんとの交流、あと相方・小沼との絶交事件(笑)。






なかでも思い出深いのが、2011年の東日本大震災直後の生放送だ。
こんな時にラジオなんて・・・・・スタッフ全員がそう思ってただろう。

けれど、意外なほど多かった、「こんな時だからこそ、やってください!」という
リスナーからのメール。・・・・・あの時ほど、ラジオの必要性を感じたことはない。





思い返してみると、番組終了時に泣いたのは3回。
CBCラジオ「富カン」と、同じくCBCの「電波ファイター」と、そしてこのらぶらじ。
・・・・・全部、ラジオなのだ。








それはきっと、生活の一部になってただろう。赤裸々に、ハラ割って、嘘偽りなく、
正直な自分をさらけだしてきたラジオの10年。共に笑い、共に泣き、共に怒り、
共に感動してきた10年。きっと、そんな、
「家族」みたいな存在が無くなってしまったから。・・・・・だから、涙は、出る。



これが、その10年の仲間たちだ。ホントはもっともっといるんだけど。
この素晴らしき仲間たちと、そしてここにはいないリスナーさんたちと作り上げ
てきた10年。今は感謝の気持ちしかない。・・・・・本当に皆さん、ありがとね!!

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2017年03月26日

らぶらじ、10年の歩み

スタッフが作ってくれたボードが今、スタジオの外に置いてある。
















明日と明後日の放送で、SBSラジオ「らぶらじ」の、俺の10年が終わる。

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2017年03月17日

太陽光発電を考える

東日本大震災の後、原発が見直され、今まで以上に注目され始めた自然エネルギー。



中でも、CO2を出さず、永遠になくならない太陽の光を利用した太陽光発電は、我々の
身近な生活にも取り入れることのできる、自然エネルギーだ。そのため、大手業者や、
新規のベンチャー企業が乱立し、一時は「太陽光バブル」と呼べるほどの状態となった。

しかし今、そのバブルは、弾けた。太陽光関連会社の2016年の倒産件数は65件。
負債額も過去最高を記録した。

その大きな理由の一つが、固定価格買取制度の大幅なトーンダウンだ。太陽光パネル
で発電した電力を電力会社が買い取るこの制度は、初年度こそ1キロワットあたり企業
向けが40円、家庭向けが42円と高く、まさしくこの金額こそが、新規参入企業を呼び込
んだわけだが、その後、経済産業省が決める買取価格は年々引き下げられていき、
5年目の16年度は、企業向けは初年度よりも40%減の24円、家庭向けは33円と、大き
く減らされてしまう。この買取価格の低下が企業の採算を悪化させ、太陽光発電の右肩
上がりの成長も終わりを告げた。

こうして考えると、当時の国の計算の甘さと、そして大手電力会社の圧力を感じずには
いられないが、何よりも注目すべきは、「高く売れなくなったからやめた」という、相変わ
らずの経済中心の図式である。つまり、再生可能でクリーンな自然エネルギーでさえ、
その原動力は、しょせん「金儲けだった」ということだ。



その経済中心の自然エネルギー推進の波は、豊かな自然の中にまで押し寄せてきた。
ここは昨年、ニュースなどでも取り上げられ話題となった、瀬戸市海上の森の隣接地に
設置されたメガソーラー。県と市から法令違反を指摘されたのだが、結局パネルの3分
の1を撤去することで決着してしまった。

設置した会社は、2013年に建設計画を瀬戸市に提出。しかし市は「万博の理念を継承
する地域で開発は認められない」と中止を勧告。しかし、この勧告に法的拘束力はなく、
その後いわば「見て見ぬふり」の状態が続き、結果、瀬戸市の伊藤市長は、違法開発を
確認しながらも放置。「2016年2月の市民の指摘で初めて気づいた」という虚偽の説明
をしていたことを陳謝した。





ちなみにこの設置業者は、当初は産業廃棄物の処理施設を建てるために土地を取得。
しかし万博のテーマを踏まえて産廃施設は困難と判断し、発電施設に変更したと言う。
つまり、「産廃よりも、太陽光パネルの方がまだまし」という市民感情につけこんだ行為
といえる。

けれども、山を削り、発電施設を作るということは、当然のことながら、大きな環境破壊
である。土砂の流出は元より、里山生態系の破壊、さらには、パネルに草木が付くのを
防ぐため、常に除草剤が使われ、発電能力の低下を防ぐため、パネルの表面が曇らな
いよう化学薬品を塗るのだ。当然それらは大地と水を、汚染していく。



さらに規模の大きなものがこの、木曽岬干拓地のメガソーラー発電所だ。広さは78ha、
実にナゴヤドーム20個分に相当する。この場所も近くに民家がなく、いわば「空き地」。
計画が持ち上がった時の声は、そのほとんどが、「どうせ使わない土地なら、有効利用
を・・・」というものだった。
「山を削るのは嫌だけど、ヨシ原ならいいんじゃないか?」と考える人は多い・・・。

しかし、人間にとっては経済的に無価値な場所でも、「そこでしか生きていけない命」
がある。



そのひとつが、猛禽類だ。彼らは広いヨシ原にすみ、そこで狩りをし、子育てをする。
ところがその生活の場に太陽光パネルが敷き詰められると、当然、生きていけなくなる。

矢作川河口も木曽岬干拓地も、このチュウヒやチョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、オオ
タカやノスリといった希少な猛禽類たちにとってはいわば、最後に残された聖地、といっ
ていい場所である。我々はあまりにも、そういった命に対して、目を向けてこなかった。

人間にとっては無価値な場所でも、「そこでしか生きていけない命」があるのだ。



最後に、太陽光発電の、今後増えていくであろうシステムを考える。

大阪狭山市の大鳥池には、水上太陽光発電が作られた。池の水面一面に、太陽光パネ
ルが浮かべられている。しかし当然、光を遮断された水中の植物は光合成ができず枯死
し、それによって水辺生態系全体に影響が出ることは間違いない。また、反射光の影響
で、周辺住民からは苦情の声も上がっている。

福岡市の西部にある蓮花寺池では、1200枚の太陽光パネルが水面を覆う。その生み
出す電力は、一般家庭の使用量、83世帯分。
たった83世帯分の電力を作るために、池のほとんどが、パネルで埋めつくされたのだ。

この水上発電システムは、今後さらに増えていくことが予想される。なぜなら、昨今の農
業の衰退により、本来のため池のもつ役割が不要となり、災害予防も含めたその整備の
ためにお金が必要だからである
。しかしため池は私有地であることが多く、税金の投入ができない。その費用を補うため
に最も良い方法・・・それが、水上太陽光発電システムである・・・・・。
この認識の元、今後各地のため池への導入が増えるのは間違いないだろう。



クリーンなエネルギーであるはずの太陽光発電。
自然を守るためエネルギーが、結果的に自然を破壊している・・・・・。
これは、まぎれもない事実なのである。



我々は今一度、原点に立ち戻って考えてみるべきではないだろうか?
それは、そんなにも電力は必要ない、という生き方を選ぶこと

今、絶対に必要だと思いこんでいるエネルギーを、手段を選ばず全て作り出すことでは
なく、ほどほどに抑制し、我慢すること。
そのための方法として、太陽光発電は非常に魅力あるシステムであるし、今後一刻も
早い、優秀な蓄電池の開発も待たれる。・・・・・やはり何事も、お金儲けのために、やり
過ぎてはダメなのだ。自分の家の屋根にパネルを設置し、自分が使う電気を自分で作る
・・・・・それは素晴らしいことだと思う。
・・・・・お日様の恵みをいただく暮らしは、それくらいでちょうどいいのではないだろうか?

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Posted by mikihito at 23:12Comments(0)

2017年03月10日

初めてのハヤブサ

愛知県と三重県の県堺にある、木曽岬干拓地。



野鳥撮影を始めて数年。今までどうしても撮れなかった野鳥に、ついに出会えた。



環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類。いや、俺の中ではⅠ類にランクアップすべき
だと考える希少な鳥、ハヤブサについに出会えた。

他のタカを圧倒する飛翔の速さ、そして精悍さ。もうめっちゃカッコよくて大好き!

漢字で書くと「隼」。そういえば昔、ワルイ友人たちが「チーム」ってのを作った
んだが、お揃いの特攻服の背中には、間違って「チーム」、って刺繍されてた
ことを思い出す。・・・確かに集まっとるけれども。なんだかバカばっかだったなぁ。



こうした干拓地やヨシ原には、様々な猛禽類たちが暮らしている。



ミサゴ。魚食専門のタカで、足でしっかり魚を掴んでいるのがわかる。









トビ以外の他のタカの仲間の中では、ミサゴは比較的近くで撮れる。
とはいえ、このミサゴも環境省レッドリスト準絶滅危惧種に指定されている鳥だ。



こうした野鳥を始めとし、干拓地には独自の生態系が形成されている。
一見、無用な土地に思えるが、ここには「ここでしか暮らせない命」の姿がある。



「無用な空き地」と思われているが故、こうした場所に造られる巨大な人工物、
それが・・・メガソーラーだ。
次回、メガソーラー・太陽光発電についてじっくり考えてみたいと思う。

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Posted by mikihito at 15:23Comments(0)

2017年03月04日

日本一かわいい柴犬

先日、日本一かわいい柴犬に出会った。



それがコイツなんだけど・・・日本一かわいくないすか?
この顔、たまらんのですけど・・・。いや、俺が勝手に日本一、って思ってるだけね。



今まで見た柴犬の中では、ってことね。俺の中での統計上、ってことね。でも俺は
子供の頃、2代続けて柴犬飼ってたし、今でも一番好きな犬種は柴犬なのだ。
柴犬連れた飼い主さんに会うとついつい、「写真撮らせてください」って言っちゃう。



そしたらむこうの方から、なんか歩いてきた。



「ん?誰や?」



「わ!レトリーバー来よった!わんわんわんわん!!こらっ!来んなっ!!」



「わんわんわんわん!!なに勝手に友好的になっとんねん!
 性格おだやかかも知らんけど、お前デカいからビビるんじゃ!!」



「ふ~っ、行きよった。何かアメリカじゃい。アメリカかどうか知らんけど。
 日本犬なめんなよ。・・・・・・てかちゃんとリードつけとかんかい!」

ってなカンジのやりとり想像してたら、めっちゃかわいかったです。
現場からは以上です!!

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