2016年06月25日

キビタキのヒナ

サンコウチョウを撮影に行ったその日、実は同じ場所でこんな鳥にも出会えた
のだった。・・・・・キビタキ。黒と黄色のコントラストがとっても美しい夏鳥だ。

キビタキのヒナ

おや?もう一羽地面にいる?よく見るとそれは、巣立ち間近のキビタキのヒナ
だった。梅雨のこの時期は、夏鳥たちにとっては繁殖・子育てのシーズンなのだ。

キビタキのヒナ

どうやらうまく飛べず、落ちちゃったらしい。心配しながらその後の展開を見てたら・・・

キビタキのヒナ

親がちゃ~んと誘導しに降りてきた。

キビタキのヒナ

ヒナはきっと心細かったことだろう。でも親に導かれ、無事、藪の中へと消えていった。

キビタキのヒナ

よく、「野鳥のヒナを拾ったらどうしたらいいですか?」という質問を耳にする。
日本野鳥の会のHPなどにはこう書いてある。・・・・・「ヒナを拾わないで」。

そう。ヒナは拾っちゃいけない、いや拾う必要がないのだ。なぜなら、親が助けるから。

ただし緊急の場合、例えばネコやカラスに襲われそうになってる時などは、なんとか
助けてあげたくなるのが人情。でもその場合も、決して他人に責任を譲渡しないこと。
「なんとかしてやってください!」つって、動物園や獣医さんのトコ持ってくなんて、そ
んなのは無責任の極み。単に自分自身のエゴを満たしてるだけのことである。

どうしてもというなら、鳥獣保護法には反するが、しばらく自分で育てればいい。
元気になるまで保護し、その後は野生に戻してやる。・・・・・きっと別れはつらいけど。

いや~自然とのつきあいって難しい。自然の摂理にまかせ、過度な干渉はしない。
ヒナが食べられようとしてる時、襲ってるヘビが悪者に見え、襲われてるヒナが被害
者に見えてしまう・・・・・でも自然界ではそれは間違いなんだよね。

わかっちゃいるんだけど・・・・自然を理解するってホント難しい。人情が邪魔をする。



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