名古屋市東区の市民ギャラリー矢田で開かれた個展。



今年3月に亡くなった村松憲吉さんの回顧展だ。





村松さんは俺が所属するNPO、名古屋市水辺研究会の
事務局長を長年務めた方であり、俺の自然の先生でもあった。

特に水生生物や植物の知識はハンパなく、会の代表の國村
先生とともに、本当にいろんなことを教えてくれた恩人である。
魚捕り対決では、一度もこの人には勝てなかった。





瀬戸市・蛇ヶ洞川のオオサンショウウオの保護活動・・・・
なつかしいな。何回足を運び、何回川に潜ったことだろう。



そのオオサンショウウオが名古屋市の堀川に流されてきて
しまった時は、洗剤の泡だらけの堀川に潜って探したなぁ。







また村松さんは名古屋市守山区でおこなっていた、田んぼ
の学校の校長先生でもあり、彼から自然や生きもののことを
教わった子供たちもたくさんいる。







村松さんの死後、事務所から見つかった大量の絵手紙を
展示したのが今回の回顧展だ。写真に引けを取らない一枚
一枚の画力のクオリティの高さ、文面から伝わる知識の豊富
さ・・・・・いつもいつも、身近な自然を見つめ、足元の自然を
本当に大事に思い、守ってきた人だった。





何よりこの絵手紙には愛がある。すべての絵から感じるのは
「あたたかみ」だ。心から動植物を愛していた証拠だろう。



心からご冥福をお祈りいたします。天国でもガサガサ楽しんで！