2009年08月03日
林正道と三宅島
今回の旅の目的は2つ。ひとつは前回のブログにも載っけたように、
イルカに逢うこと。そしてもうひとつは「林正道自身が海で泳ぐこと」。
待ち合わせ場所の東京・竹芝ふ頭。でっかいジンベイザメのロボット
を抱えたヘンなおっさんが待っていた。


でもえらいもんで、フジTVのアンビリーバブルで紹介されたおかげ
で、ちょっとした人だかりができてて、かなりの人気者っぷりだった。
今回作ってきたこのジンベイザメ、実は彼自身を乗せて泳ぐものだった。
本体に大きく開いたマヌケな穴にはちゃんと意味があったのだ。

周りを取り囲むイルカたちに急かされるように飛び込んだ久しぶりの海。
病気でもう2度と入れないと思っていたあきらめの海が、優しく彼を迎え
入れてくれた瞬間、彼の笑顔とジンベイの尾ビレのしぶきが波間に弾けた。

「林が泳いだ!」は、「クララが立った!」と同じくらいの出来事なのだ。
そしてその夜、島の旧友たちが、戻ってきた彼を祝った。
彼の海の保護活動の出発の地、三宅島。そこには噴火からの復興に
必死にがんばる人々の笑顔があった。
自ら命を絶ってしまった彼の師、ジャック・モイヤー博士の遺影にも
手を合わせた。
そして林が大好きだった島の名物・テングサから作る特製ところてん。
店のおじいもおばあも今はもういない。けれど、旧友がその味を忠実
に再現してくれた。そのところてんを口にした時に、

彼の目から大粒の涙がこぼれた。
10年の時。けれど島は、何も変わってはいなかった。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
イルカに逢うこと。そしてもうひとつは「林正道自身が海で泳ぐこと」。
待ち合わせ場所の東京・竹芝ふ頭。でっかいジンベイザメのロボット
を抱えたヘンなおっさんが待っていた。


でもえらいもんで、フジTVのアンビリーバブルで紹介されたおかげ
で、ちょっとした人だかりができてて、かなりの人気者っぷりだった。
今回作ってきたこのジンベイザメ、実は彼自身を乗せて泳ぐものだった。
本体に大きく開いたマヌケな穴にはちゃんと意味があったのだ。

周りを取り囲むイルカたちに急かされるように飛び込んだ久しぶりの海。
病気でもう2度と入れないと思っていたあきらめの海が、優しく彼を迎え
入れてくれた瞬間、彼の笑顔とジンベイの尾ビレのしぶきが波間に弾けた。

「林が泳いだ!」は、「クララが立った!」と同じくらいの出来事なのだ。
そしてその夜、島の旧友たちが、戻ってきた彼を祝った。
彼の海の保護活動の出発の地、三宅島。そこには噴火からの復興に
必死にがんばる人々の笑顔があった。
自ら命を絶ってしまった彼の師、ジャック・モイヤー博士の遺影にも
手を合わせた。
そして林が大好きだった島の名物・テングサから作る特製ところてん。
店のおじいもおばあも今はもういない。けれど、旧友がその味を忠実
に再現してくれた。そのところてんを口にした時に、

彼の目から大粒の涙がこぼれた。
10年の時。けれど島は、何も変わってはいなかった。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
Posted by mikihito at 22:58│Comments(3)
この記事へのコメント
いつも楽しみに見ております。
鉄崎さんも林さんも楽しそうで、見てるこちらまで楽しくなります。
海がきれいだと心もきれいになるのか…
林さんも純粋な方なんですね(^^)
私もよく涙しますが(T T)
今度お会いできるのを楽しみにしております。
鉄崎さんも林さんも楽しそうで、見てるこちらまで楽しくなります。
海がきれいだと心もきれいになるのか…
林さんも純粋な方なんですね(^^)
私もよく涙しますが(T T)
今度お会いできるのを楽しみにしております。
Posted by 飛騨の田舎者 at 2009年08月04日 03:02
今日の放送聞きました、三宅島の話なんとも懐かしくなりました、あの名物の心太のおばあちゃんも亡くなっていたんですね。月日を感じました。
林さんの症状で「足が不自由だ」と放送で聞き、またメールしますが、林さんは、肺がんではなくて、私と同じ「減圧症」ではないか!?と考えました、私は自身が減圧症になり、減圧症の患者同士が情報を交換する会に入っていますが、減圧症で肺に気泡が出来、血栓がレントゲンで影になる事は十分考えられます、名古屋地方には減圧症の専門医が居らず、東京まで来てようやく減圧症と診断される人が結構います。私も初め減圧症と気づかず治療が遅れた患者です。
私もそうですが、足が痺れたり、痛んだり、疲労したり上手く動かなかったりするのは、減圧症で脊髄が損傷しているせいです。
林さんが発病してずいぶん時間が経過してしまっていますが、5年間肘の痛みが続いていた人が、減圧症の治療を受け直った話も有ります、一度テッチャンから林さんに話してみて下さい。林さんのホームページにはメールが殺到していて、私の話が届かないと思います。
林さんの症状で「足が不自由だ」と放送で聞き、またメールしますが、林さんは、肺がんではなくて、私と同じ「減圧症」ではないか!?と考えました、私は自身が減圧症になり、減圧症の患者同士が情報を交換する会に入っていますが、減圧症で肺に気泡が出来、血栓がレントゲンで影になる事は十分考えられます、名古屋地方には減圧症の専門医が居らず、東京まで来てようやく減圧症と診断される人が結構います。私も初め減圧症と気づかず治療が遅れた患者です。
私もそうですが、足が痺れたり、痛んだり、疲労したり上手く動かなかったりするのは、減圧症で脊髄が損傷しているせいです。
林さんが発病してずいぶん時間が経過してしまっていますが、5年間肘の痛みが続いていた人が、減圧症の治療を受け直った話も有ります、一度テッチャンから林さんに話してみて下さい。林さんのホームページにはメールが殺到していて、私の話が届かないと思います。
Posted by マリン at 2009年08月04日 18:46
鉄ワールド聞きました。(T_T)林さん、よかったですねー(T_T)付き合った鉄ちゃん優しいですね。(T_T)三宅島の方々暖かいですね(T_T) 感動ありがとうございますm(__)m
Posted by 風車-87 at 2009年08月05日 12:49
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