カエルシーズン到来。うちの横は田んぼなので、これからの季節、その
鳴き声のうるさいことうるさいこと。けれどよく聴いてるとこれが面白いのだ。

バス担当、ウシガエル。バリトン担当、トノサマガエル。
テノール担当、ヌマガエル。そしてソプラノ担当、アマガエル。

カエルの種類によって声が違う。その違いがわかるようになると、
カエルがもっと興味深くなる。ちなみにタゴガエルという種類のカエル
の中には、犬みたいに鳴くヤツがいる。「キャン」って鳴くんだよ。マジで。



カエルの写真のアップ。キモいって人も多いかもしれない。
でもね、俺は大好きなのカエル。なんかマヌケな顔してて可愛いじゃん。

コイツは安城市の田んぼで会った、ナゴヤダルマガエル。絶滅危惧種だ。

ダルマガエルもトノサマガエルも、市街地の田んぼから激減してしまった。
農薬の影響で虫が減り、エサが少なくなってしまったこと、そして冬に乾田化
するためオタマジャクシが死んでしまうこと・・・こういったことが原因である。



ツチガエルのカップル。いわゆるイボガエル、と呼ばれているカエルだが、この
ガエルも平野部の田んぼから激減した。

よく似たヌマガエルはいっぱいいるのに。比べてみると、断然ヌマガエルの方が
田んぼ環境の悪化には強い。水温の上昇にも強いし、あぜのコンクリート化にも
対応できる。だから数が多いわけだ。けどさぁ、強い者だけが生き残る・・・
ヤな世の中だよ。自然界も人間界もおんなじだね。

ちなみに両者の見分け方は、腹が白いのがヌマガエル、腹が黒いまだら模様
なのがツチガエル。・・・まぁそんなこと知らなくてもいいけどさ。

そんなことより、見てほしいのはこのカップルの絆の強さ。この状態を「抱接」
（ほうせつ）っていうんだけど、上にいるオスの必死なこと！何がなんでもつかま
えたメスを離さない。ひっくり返しても離さない。手で持ち上げても離さない。

嵐の「はなさない」、米米クラブの「君を離さない」、超新星の「君だけは離さない」、
ブルーハーツの「お前を離さない」、鈴木雅之の「絶対離さない」　etc・・・

このカエル達のためにあるような歌である。・・・俺も見習おっと。嫁に対して。