2013年08月17日

2013夏の昆虫採集

今年も行ってきました。夏の昆虫採集。

2013夏の昆虫採集

まずはニイニイゼミ。小さくて可愛いセミだが、俺の少年時代は
町なかにもっともっと生息していた。

2013夏の昆虫採集

脱け殻を見ると、泥がいっぱいついているのがわかる。つまりニイニイゼミは
涼しくて湿り気を好むセミ。反対に暑くて乾燥を好むセミが、クマゼミ。

そんなニイニイが町なかから激減し、クマゼミだらけになってしまったのは
まさしくヒートアイランド現象が起こっている証拠である。

ところが最近、どうもニイニイゼミの数が回復してる気がするのだ。
確かな証拠はないけど、もしかしたらニイニイゼミの体に「暑さと乾き」に
対する耐性が生まれつつあるのかも知れない。・・・がんばれ!ニイニイゼミ。

2013夏の昆虫採集

昨今の農耕地でタモで追っかけて捕まえてみると、ほとんどこのウスバキトンボだ。
このトンボは自分が住みやすい環境を求めて旅をする。そして暑さに強い。

本来童謡などに登場する赤トンボとは、ナツアカネ、アキアカネのこと。けれども
今や赤トンボは激減。秋の田んぼに大量に飛来する姿は全国的に見られなくなった。

ネオニコチノイド系農薬の使用が主たる原因と言われている。
近い将来、「夕焼~け小焼け~の赤トンボ~」という歌は消えてしまうだろう。

2013夏の昆虫採集

なかなか捕まえるのは難しいよ。ナミアゲハ

2013夏の昆虫採集

白い紋が入ってるのに、なぜか名前はモンキアゲハ

2013夏の昆虫採集

さぁそろそろ甲虫類に出会いたいぞ!って思ってたら・・・いました。
カナブン&アオカナブン。特にアオカナブンの光沢はめっちゃ美しいグリーン。

2013夏の昆虫採集

そしてそして・・・今年もいましたっ!カブトムシっ!!やっぱ出会えて一番嬉しい
昆虫と言えばコレだろう。ただ・・・見つけるまでめっちゃ時間かかったわ。
しかもサイズが小さい。例年だと当然持って帰って飼うんだけど、この日はリリース。
なんか・・・採集圧に耐えられない気がするんだ。昨今のカブトムシの数が・・・。

2013夏の昆虫採集

採集圧に加え、カラスに食われる数も相当なものだ。樹液が出るいいカンジのコナラ、
アベマキの木の根元にはたいていコレが見つかる。・・・くっそ~カラスめ~!悔しい!

さらに甲虫類が好む樹液が多く出る老木ほど、カシノナガキクイムシにやられている。
カシナガに入られた老木は枯死し、結果カブトたちのエサも供給されなくなってしまう。

人間に捕まえられ、カラスには食われ、樹液がでる木はバタバタ倒れ、そもそも生息
環境自体が開発によって悪化し・・・・・今まさに、カブトムシ、受難の時代だ。

来年の夏は、もっともっとたくさんの虫たちに出会えますように・・・。



この記事へのコメント
カブトムシの幼虫もイノシシに食われてしまって減っていると聞きましたが…
Posted by 匿名希望 at 2013年08月19日 14:50
はじめまして!(^o^)いつも鉄ぶら楽しみに観てます。鍬形、甲虫減りましたね~それに小さくなりました。僕の子供頃はミヤマクワガタの8~9㎝級がゴロゴロいました。甲虫も10㎝は確実に超えてました。今は個体がどれも小さいですね。あと地元では網戸をすり抜けるような小さい謎の虫が大発生してます。
Posted by ミズノ at 2013年08月23日 16:10
はじめまして!(^o^)いつも鉄ぶら楽しみに観てます。鍬形、甲虫減りましたね~それに小さくなりました。昔はミヤマクワガタの8~9㎝級がゴロゴロいました。甲虫も10㎝超えてました。寂しい限りです。
Posted by ミズノ at 2013年08月23日 16:19
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