2017年04月22日
春の風物詩・カエル合戦
長野県の某所。4月中旬、ここで春の風物詩に出会った。

アズマヒキガエルは普段、山にすんでいる。それが春になり、気温が上昇して
くると、まるで申し合わせたかのように山を降り、ふもとの水辺に向かう。
そこで・・・メスを探すのだ。カエルの場合は交尾、ではなく抱接(ほうせつ)という。
この抱接をめぐって、壮絶かつコミカルかつ、微笑ましい光景が繰り広げられる。

この日、水辺にはかなりの数のアズマヒキガエルが集まって来てて・・・・・

ひと組のカップルと、それをちょっとうらやましそうに眺めてるオスがいた。
・・・・・そう。里山の春の風物詩、「カエル合戦」の始まりだ。

カーン!ゴングが鳴った~~!さぁ~いきなり横にいたオスが猛然とカップルに
飛びついた~~!

バックマウントの体制だ~~!とれるか?とれるか?一方最初にくっついてた
オスも返されまいと必死でしがみつく~~!大変なのは下にいるメスだ~~!

ひっくり返すは蹴るは(特にキック力はスゴい)、ホントに総合格闘技を見てる
みたいで面白いのだ。高田延彦さんに解説してほしいくらいである。
でもやってる彼らは必死。あとメスはホントに大変。カエル団子、といって、1匹
のメスに5匹くらいのオスが群がり、まん丸の球を作ることもある。
面白いのは必死になりすぎて、間違ってオスに乗っかっちゃうオス。そんな時、
乗られた方は、「違う違う!俺オス!降りんかいっ!」って特別な声を出すことだ。
これをリリースコールという。

戦いは終わった・・・。勝者と敗者。表情もなんとなく違うカンジするんだけど(笑)。
ただヒキガエルは一度負けたからといってあきらめたりはしない。何度も何度も
チャレンジをやめない。・・・人間も見習うべきじゃないだろうか?
こんな素敵な春の風物詩、毎年楽しみにしたいものだ。けれどもヒキガエルの数
は激減している。里山の荒廃、そして産卵に適した水辺の減少・・・・・。
種を残すため、必死にメスを探し、奪い合う、ヒキガエルの恋の物語。
これからもずっと、こんな光景が見られるように、我々は舞台を整えておいてやろう。
鉄崎幹人オフィシャルウェブサイト http://tetsuzaki.com/

アズマヒキガエルは普段、山にすんでいる。それが春になり、気温が上昇して
くると、まるで申し合わせたかのように山を降り、ふもとの水辺に向かう。
そこで・・・メスを探すのだ。カエルの場合は交尾、ではなく抱接(ほうせつ)という。
この抱接をめぐって、壮絶かつコミカルかつ、微笑ましい光景が繰り広げられる。

この日、水辺にはかなりの数のアズマヒキガエルが集まって来てて・・・・・

ひと組のカップルと、それをちょっとうらやましそうに眺めてるオスがいた。
・・・・・そう。里山の春の風物詩、「カエル合戦」の始まりだ。

カーン!ゴングが鳴った~~!さぁ~いきなり横にいたオスが猛然とカップルに
飛びついた~~!

バックマウントの体制だ~~!とれるか?とれるか?一方最初にくっついてた
オスも返されまいと必死でしがみつく~~!大変なのは下にいるメスだ~~!

ひっくり返すは蹴るは(特にキック力はスゴい)、ホントに総合格闘技を見てる
みたいで面白いのだ。高田延彦さんに解説してほしいくらいである。
でもやってる彼らは必死。あとメスはホントに大変。カエル団子、といって、1匹
のメスに5匹くらいのオスが群がり、まん丸の球を作ることもある。
面白いのは必死になりすぎて、間違ってオスに乗っかっちゃうオス。そんな時、
乗られた方は、「違う違う!俺オス!降りんかいっ!」って特別な声を出すことだ。
これをリリースコールという。

戦いは終わった・・・。勝者と敗者。表情もなんとなく違うカンジするんだけど(笑)。
ただヒキガエルは一度負けたからといってあきらめたりはしない。何度も何度も
チャレンジをやめない。・・・人間も見習うべきじゃないだろうか?
こんな素敵な春の風物詩、毎年楽しみにしたいものだ。けれどもヒキガエルの数
は激減している。里山の荒廃、そして産卵に適した水辺の減少・・・・・。
種を残すため、必死にメスを探し、奪い合う、ヒキガエルの恋の物語。
これからもずっと、こんな光景が見られるように、我々は舞台を整えておいてやろう。
鉄崎幹人オフィシャルウェブサイト http://tetsuzaki.com/
Posted by mikihito at 10:35│Comments(0)
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