2017年07月12日
オオムラサキの美しさ

今までなかなか出会うことができなかったオオムラサキ。山梨県の
「オオムラサキの里」まで行ったこともある。そしたら・・・まだ成虫に
なってなかった(涙)。それがこの度、意外な場所で見られたのだ。

「ふじさん部」の出張授業でお邪魔した、富士宮市立・富士見小学校。

この小学校でなんと、オオムラサキの飼育・放蝶を行ってたのだ!


ハウス内には幼虫の食草となるエノキが植えられ、そしてそこに・・・

いた!!目の前にわんさかオオムラサキが!!

日本の国蝶、オオムラサキ。・・・実に美しい。近くで見ると、ムラサキ、って
いうより「藍色」に近いかな?色も模様も綺麗だが、その存在感がハンパない。
樹液が出るエサ場では、スズメバチでさえ羽で蹴散らしながら樹液を吸う。
あのおっそろしいスズメバチを蹴散らす蝶・・・すげーなオオムラサキ!!
美しさと、優雅さと、強さを持ち合わせた蝶・・・それがオオムラサキなのだ。

残念ながら、羽化に失敗した個体。でも、この姿を見せることも、子供たちに
とってはきっとプラスになる。

多くの生きものに言えることだが、オオムラサキもメスはやっぱり地味。

でもこの日は、オスが求愛する姿も見ることができた。・・・感動したなぁ・・・。
日本の国蝶、オオムラサキ。けれどもその生息数は少なく、準絶滅危惧種
に指定されているのだ。・・・ダメだよそんなの。国を代表する蝶なのに・・・。
富士見小のみんなはこれからも、がんばって数を増やしてやってほしい。
そしていつの日か、身近な、当たり前の雑木林で出会ってみたい!
鉄崎幹人オフィシャルウェブサイト http://tetsuzaki.com/
Posted by mikihito at 18:24│Comments(0)
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