2021年12月06日
ソリハシセイタカシギ

11月某日。静岡市を流れる安倍川の河口。普段だと・・・

こんな風にダイサギやアオサギなんかがいるんだけど・・・

しかしこの日この場所に、とんでもない野鳥が現れたのだ!

それがコレ。ソリハシセイタカシギ、通称アボセットだ。

噂を聞きつけ現地に向かい、そこでただひたすら待つ。
草むらから出てくるのを、ただひたすら待つ。こんな風に
ハクセキレイなんかを撮影しながら、ほぼ3時間以上、待つ。
・・・・・そしたら・・・・・

出てきてくれたっ!!

水に入ってくれそうだぞっ!!

入った~~~~!!

ソリハシセイタカシギ、ええ感じに撮影できた!!


その名の通りくちばしが反り返ってるのが特徴。しかも上に。

泥の中のカニやゴカイを食べるシギのくちばしは真っすぐか、
もしくは下向きに反っているが、この鳥はエビなどを主食と
するため、泳ぐエサを捕りやすいようにくちばしが上向き。
これを左右に振りながら捕食するのだ。なんとも珍しい形。


ヨーロッパや中央アジア、アフリカ中南部で繁殖し、冬はヨーロッパ
南部やアフリカ、インド、中国南部などに渡り越冬する野鳥なので、
本来日本にはやってこない。それが今年たまたま迷鳥(めいちょう)
として静岡市の安倍川河口に渡ってきたのだ。
俺自身この鳥見たのは人生で2回目。それくらい珍しい鳥なのよ。

・・・って思ってたら・・・もう帰っていくやん!!

3時間待って、入水してくれたのはわずか3分ほど。野鳥撮影なんて
そんなもの。でもその瞬間に写真が撮れて、ホントラッキーだった!

気がつけば日が沈みかけてた。わ~~ギリギリだったわ~~!
次はもういつ会えるかわからない鳥、アボセットちゃん。
静岡に立ち寄ってくれてホントありがと。この後も、気をつけて
旅を続けてちょーだいね!!
Posted by mikihito at 22:55│Comments(0)
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